暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
073 紅翼天翔 その1
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つ返事で承諾して、鼻をヒクつかせながらベースキャンプの方に向かって行く。

「………」

「………」

……妹紅と2人きりになれたが、会話の糸口が見つからない。

「……取り敢えずは──だ。妹紅にとっても、大事な話になると思うからそこに掛けると良い。……っと、忘れていた…“サイレント”」

「……うん」

妹紅の過去に関わる話なので、保険として耳≠塞ぎながら、近くに有った切り株に妹紅を座らせる。妹紅も俺の使った大事な話≠ニ云う意味深長な言葉に、どんなリアクションを取って良いのか判らないのか、俺の指示通りに──おずおずと切り株に腰を掛ける。

「……どこから話したものか…。よし。……妹紅は推察出来てるかも知れないが、シン≠ニ云う名前は偽名だ」

「偽名…? ……なんで偽名なんか…」

「……ははっ、確かにそう思うよな。偽名を使った理由は──そうだな、3年前に悪目立ちをした俺の本名を名乗りたくなかったし、知られたくなかったからだな」

当たり前と云わば当たり前の妹紅の質問にそう答える。

「……で、そこで、だ。隠さなければいけなかった。本名が気になるだろう?」

「……う、うん…」

言葉を詰まらせながらも、言葉少なくして妹紅は頷いた。それを確認した俺は、タイミングを見ながら次の言葉を妹紅へと語ることにした。

SIDE END
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