暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
073 紅翼天翔 その1
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女≠ヨと変貌しているものだ。……とどのつまり俺の言いたい事は、不覚にもシホのその笑顔にドギマギしたのは俺だけの秘密である──と云う事だ。

「おーい、シンー。凄い音が──って、あれ? 誰それ?」

と、そこで“金剛槍破”の音を聞きつけたらしい妹紅が駆け付けてくる。……この滝からベースキャンプまではそう離れているわけでは無いので“金剛槍破”の槍が地面に刺さる時の音が気になった模様。

「妹紅か。こいつ──シホは、云うなれば妹紅の姉弟子にあたる存在だ。……で、シホ、この白髪(はくはつ)はシホの妹弟子になる存在だ。……仲良くしてくれると面倒が減るから有難い」

そう2人の間を、一応を釘を刺しながら取り付ける。

……ちなみに妹紅の髪は“蓬莱の薬”を飲んだからかは知らないが、俺がさっき述べた通り、【Fate】──もとい、某運命≠フ赤い弓兵がごとく脱色している。……俺の鍛練でのストレス──ではないと思いたい。

閑話休題。

“金剛槍破”を撃たれてから時間が掛かっている理由を聞けば、最初は気にならなかったらしいが、さすがに長過ぎると気になったらしい。……これについてはシホと話し込んでいて時間を忘れてしまっていたから。

(……あれ? ミナが念話送ってくれれば一発だったんじゃ…)

……恐らくは忘れていた。ミナにはおっちょこちょいな部分が有るから、それが顕在したのだろう。

「へぇ…。……この()が私の妹弟子…」

「う、うん…」

見定める様な視線でシホは妹紅を眺める。妹紅はその視線に、たじたじになっている。……とそこで、シホは何かを思い出した様に口を開く。

「……それはともかく…ねぇ、真人。この()が言っていたシンって何?」

「あ、バカ──」

「……真人…? シンじゃないの?」

シホの口を塞ごうと思った時には、時すでに遅し。妹紅は首を傾げながら俺を見ている。……だが不幸中の幸いか、取り敢えず、まだシン=升田 真人≠ニ云う等式には気付いていない模様。

「……なんか訳あり≠フ様な感じ?」

「……まぁ、有り体に言えばそんな感じだな。……いや、妹紅にももうそろそろ教えても良い頃合いだろう。そういう意味では踏ん切りが着いた言うべきかね。だがその前に──」

「(ミナ、そっちに客人──もとい、昔の弟子を送る。適当にもてなしてやってくれ。妹紅は遅れるだろうから、夕飯は先に済ませてても構わない)」

妹紅に真実を伝える前に、ミナにそう念話を飛ばす。

『お客様ですか…? ……了解しました』

「シホ、妹紅と2人になりたい。この匂いを辿ったら知り合いが居るから、そこで待っててくれ」

「うん。判った」

シホは2
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