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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0958話
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オーブ軍のみで行うとなれば……待て。

「少し聞きたいんだが、空爆をオーブがやるとなるとどうやってやるんだ? M1アストレイは空を飛べないし、新型機はまだ開発中だろ? メギロートを使うつもりか?」
『いや、そんなつもりは毛頭無い。そもそも帝国には空軍戦力と呼ぶべきは竜騎兵しかおらず、その竜騎兵にしても生身の人間がワイバーンの上に乗っていると聞く。ならば、そのような者達の相手をするのにMSやメギロートのようなものは不要。戦闘機や戦闘ヘリで十分だろう』

 ……なるほど。まぁ、それは確かに。
 帝国の戦力を考えれば、わざわざMSを使う必要はないか。
 戦闘機とか戦闘ヘリとかは、全く使わなくなっていたからな。
 以前は俺の足としてソルプレッサを使ってはいたけど、サラマンダーを手に入れた今、それも既に必要なくなっているし。

「分かった、なら決を採ろう。オーブ軍による帝都の爆撃に反対の者は?」

 その言葉に、誰も手を上げる事はない。
 星刻、近右衛門、グラスの3人共がだ。
 勿論俺にも反対する意思はない。

「よし、なら決まりだな。オーブ軍による帝都の爆撃を許可する。ただし……」
『分かっている。攻撃するのは皇居周辺のみとし、市街地には手を出さない』
「1発だけの誤射もなしだぞ」
『オーブ軍の練度を侮って貰っては困るな。1発たりとも誤射は出さんよ』

 こうして、オーブ軍による帝都の爆撃が決まったのだった。





「……にしても、随分と早いな」

 呆れたように呟いたのは俺。
 現在はホワイトスターにある家のリビングで、映像モニタへと視線を向けている。
 そこに映し出されているのは、オーブ軍の戦闘機部隊が見ている映像だ。
 オーブ軍の爆撃が決まってから、僅か2時間。それだけで準備を整え、既に門世界の空をオーブ軍の戦闘機が飛んでいたのだから。
 ちなみに出撃したのは戦闘機のみで、戦闘ヘリは出さなかったらしい。

「ま、しょうがないんじゃない? オーブからホワイトスターに派遣されてきた人材があんな目に遭っちゃ……ね」

 俺の隣で同じく映像モニタを見ているレモンが呟く。
 アキエの診察をしたからこそなのだろう。いつものように気怠げにしつつも、その目には嫌悪の色が浮かんでいる。

「ええ、ウズミ様の性格を考えると後悔したでしょうね」
「だろうな。特にホワイトスターに派遣されていたという事は、期待されている人材であるのは間違いなかったんだから。その人材をあのような目に遭わされればな」

 マリューとコーネリアの2人も、口にしながら嫌悪感が滲み出ている。
 それはシェリルやスレイにしても同様だろう。
 特にシェリルは、自分の目でアキエがどのように扱われているのかを確認しているのを思
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