2部分:第二章
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「そうですね」
しかし隣にいる昌信は平気な顔である。二人はそれぞれ長袖にジーンズである。長袖が暑いことの原因だが横にいる初老で白髪の人が定文に言ってきた。
「それでもですよ、牧野君」
「はい」
定文もその人に対しては素直に応えた。礼儀正しい声で。
「ここに来たのはね。ただ来たのじゃありませんから」
「オシツオサレツですよね」
「そうです。稲垣君から聞いていますね」
その人は真面目な声で彼に問うのだった。
「あの動物のことは」
「本当にいるんですか?先生」
ここで定文はその白髪の人と呼ぶのだった。
「ここに」
「いますよ」
その先生、美作先生ははっきりと定文に答えた。
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