第二十話
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操る技術、『念』と言うんですが、それを教える代わりに俺とソラに忍術と体術を教えてくれませんか?主に体術なんかを」
「それは良いがどうしてだい?」
「知っての通り、紅先生は幻術は最高峰ですが、忍術や体術は得意ではありません」
「なるほどな。そこで俺に師事して欲しいと言うわけだな!」
「ええ…まあ…」
「任せて置け。本戦までの一月で立派な体術使いにしてやる☆」
サムズアップして八重歯を光らせるガイ先生。
…早まったかな。
「幸いにもうちの班からは誰も本戦には出場しないからな。リーの面倒を見てくれるならこの一月付きっ切りで教えてあげようではないか」
えぇ!?付きっ切りって。
そこまではしなくてもいいのに!
「……アオ」
う…そんな目で見ないで、ソラ。
「まあ、そういう訳ですから、明日からリーさんもこの演習場に来てください。念の事について教えてあげます」
「解りました!」
ビシッっと敬礼するリーさん。
「しかし良いのか?自分たちの練習時間が減るのではないか?」
「念の初歩はもっぱら口頭です。体を動かしたりするのは念の初歩を覚えてからの応用編からです」
「そ…そうなのか。良かったなリー!明日から早速念の修行が出来るらしいぞ」
「はい!頑張ります」
うお!目の中が燃える人初めて見たよ!
次の日から一月の間、俺とソラはガイ先生から主に体術について習っている。
体術は基礎の基礎しか習っていない。
ガイ先生から習う体術や戦闘における身のこなしは戦闘をする上で大きなプラスとなる事だろう。
流石自称だがカカシ先生より強いだけある。
リーさんの方は四大行の訓練だ。
纏のコツを教え、絶、練も問題なし。
発 の訓練である水見式をしたところその水の量が増えた。
どうやらリーさんは強化系らしい。
「強化系?」
水見式を終えてリーさんが聞いてきた。
「そう、強化系。物を強化するのに向いた系統」
「強化ですか…でも僕は忍具を使うより、その…体術を極めたいのですが…」
「強化系は何も武器を強化するだけじゃない。自分自身を強化するだけでその破壊力はとんでもないらしいよ?」
「そうなのですか?…と言いますか、らしい、と言うのは?」
「僕もソラも特質系で、後で教えるけれど六性図だと相性は最悪。俺では強化系は4割ほどしか強化できない」
「はあ…」
「そんな俺でも自分の拳を強化すれば簡単に岩くらいなら砕けるからね」
そういって俺は『硬』で近くにあった岩をぶん殴る。
ドゴンッ
「こんな感じで。これを強化系でやればその威力は押して知るべし」
「うぉおおおおおお!凄
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