3部分:第三章
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な」
「はっ、それでは」
こうして小姓は去り男一人になった。彼はそのまま一人で座敷の中で考える顔でいた。だがそうして考えていたがふと部屋の中に何かが入って来る気配を感じ取ったのだった。
「何者じゃ」
「むっ、何者じゃと」
「まさかわし等に気付いたのか?」
「気付いたも何も気配でわかる」
男は姿を見せぬ相手に対してこう言ってみせた。
「気配で丸わかりじゃ。この信長の目は誤魔化せぬぞ」
「信長!誰じゃそれは」
「聞いたことがないぞ」
妖怪達は皆姿を消したまま部屋の中に入っていた。そのうえであれこれ話をしていたが実は信長とは誰なのか全く知らなかったのである。
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