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恋姫†袁紹♂伝
第7話
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「ところで、何か忘れていないか?」

「あら確かに……、でも何かしら」



………
……



「う、うぅぅん、いつの間にか寝ていたのか」

目をこすりながら顔を上げた彼女―――公孫賛の目には誰もいない料亭の部屋が映った。

「あ、あいつら私を置いて帰ったのか!? おぼえていろよぉぉぉっ!!」

いきり立ち、帰路につこうとした彼女だったが

「あっ、お客様」

「え?はい何でしょう」

「お会計がまだです」

「……」

「……」


その日、とある『高級』料亭で赤毛の少女の悲鳴が木霊した。

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