入学編
第5話 動き始めた日本の闇“ホーク・アイ”
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その後、達也は誰かに気付いた。
深雪『お兄様……。』
達也『深雪。』
その人物は深雪であった。どうやら深雪、達也と佐波慈がデュエルしているところを偶然見かけ、陰から一部始終を見ていたようだ。
深雪『お兄様。今の者は……?』
達也『心配するな深雪。大丈夫だ。』
達也はそう言って空を見上げた。達也の言葉を聞いた深雪は、安心したようだ。
その夕方、ホーク・アイの本部で、佐波慈は今日の成果を留三に報告した。
留三『そうか、よくやったぞ??』
佐波慈『はっ、お褒めのお言葉、ありがとうございます。』
留三に褒められた佐波慈は鼻が高くなった。
佐波慈『とはいえ、手を抜く羽目になりましたが……。』
留三『構わん。それが今回の目的だ。
最も、お前のおかげで充分なデータが取れた。
幾らデュエルに負けたとはいえ、このくらいの成果が出せればどうってことない。』
佐波慈『はっ??』
そう、留三が佐波慈を達也に接触させた理由は、達也のデュエルデータを取るためであった。データが取れるのなら、負けても構わないと留三はあらかじめ佐波慈に伝えていた。だからこそ、佐波慈はスクラップ・ドラゴン及びスクラップ・ツイン・ドラゴンを出しても、破壊効果を発動しなかったのだ。
留三『さて、佐波慈。』
佐波慈『はっ。』
留三『今回の成果の褒美として、これをお前にやろう。』
留三は佐波慈への褒美として、デッキ1組を与えた。
佐波慈『これは?』
留三『私自らが組み上げたペンデュラム召喚特化型デッキだ。
それを持つ権利はお前にある。』
佐波慈『ありがとうございます??』
留三が佐波慈に与えたデッキは、ペンデュラム召喚特化型のデッキ。それを知った佐波慈は大いに喜んだ。
留三『さて、いよいよだな。』
佐波慈『予定通り実行しますか?』
留三『もちろんだ。予定通り決行する。』
佐波慈『はっ。』
動き始めた歯車。
留三の狙いとは?
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