心を閉ざす少年
本性が現れた刻
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しいと言わんばかりの顔でこう言った
「まず貴方は信用しすぎです。そいつはスパイ・・・貴方を殺して死体を検査するかもしれない・・・もしそうじゃないとしても、特記事項は意味がないです。そいつは性別を隠し、不正入学をしたのですから・・・」
「なんだよそれ・・・なんで彼方はそんな平気な顔が出来るんだよ!!」
彼方の胸倉をつかむ
「一夏!!やめてよ・・・」
「そうそう、怒っても何も変わりませんよ?・・・とにかく僕はこの件に協力する気はありません」
一夏が殴りかかるが、受け流される
「なんでお前はそんなことが言えるんだ!!」
「貴方の様にお節介ではないからです・・・お姉さんに泣きついたらどうですか?無様に、泣きながら((クスッ」
「はいはい〜そこまで!!」
楯無が入ってくる
「更識先輩・・・」
「言いすぎ、柏木君」
「?そうでもないと思いますよ?僕は現実を教えてあげただけです・・・その女性が助かることはない」
ニヤニヤしながら彼方が言う
「まあ、明日にでも射殺処分か、牢獄行きでしょうね((クスクス」
「!!!」
一夏がまたも殴りかかるが、流される
「何が悪い!!人を守りたいと思って、何が悪い!!」
「・・・半人前のその台詞が悪い・・・自分もろくに守れないくせになにぬかしてるんですか?・・・守られて、織斑先生に守られて、山田先生に守られて・・・ほら、守られてばっかりで自分は何も出来ない軟弱物・・・自覚したほうが良いですよ?」
パシン
楯無の突然の平手打ちだった
「柏木君・・・なんでそんなに冷たいの?なんでそんなに拒絶するの?」
「何が悪い。あんたらを信用しなくて何が悪い」
二人は暫く睨み合っていた。
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