もう一つの運命編
第4話 合流――しかし
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んだ。
紘汰がドアを閉めると、車が発進する振動が伝わった。
(無事でいてくれ。裕也、初瀬、巴ちゃん)
巴は初瀬を見上げた。初瀬は城乃内に声をかけられてから動かない。
「亮二さん」
「行くぞ。しっかり掴まっとけ」
「あ……はい」
巴はロックビークルが発進する前に、心を込めて初瀬を背中から抱き締めた。
「……わり。俺、情けねえな」
「情けなくても好きです」
初瀬は答えず、ローズアタッカーのアクセルを回した。巴も初瀬にしがみつき直した。
2台のロックビークルが、ユグドラシル・タワーに向けて発進した。
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