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NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~
No.20物見やぐらの死闘
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(何この胸騒ぎ・・・)
波の国のなると大橋にいる二人の暗部が何かを感じていた。
「この感じただ事ではなさそうですね・・鈴蘭さん」
「確かに・・早めに里の戻ったほうがいいかもねテンゾウ」
(パパ・・ナルト無事でいて・・)

「ボルト!?何故貴様がここに!?」
木ノ葉崩しが始まってすぐ風影ーー正確には風影に変装した大蛇丸に屋根の上に連れて行かれたヒルゼン。現在は結界の中にいる。そこには暗部より先に反応し追いかけていたボルトの姿があった。
「カンクロウさんがせっかく本選に進めたのに試合前に棄権してそれで少し気になってたらヒマワリとの試合中に今日が木ノ葉崩しだって思い出したんだってばさ!!」
忘れているとは思うがボルトとヒマワリとサスケは未来から来ている。だからこそ木ノ葉崩しのことを知っていたのだ。
「三代目援護するってばさ!!」
ヒルゼンに加勢するボルト、ヒルゼンも火影衣装を脱ぎ忍装束になる。
「やる気ですね・・猿飛先生・・なら私も本気を出させてもらいますよ口寄せ・穢土転生!!」
大蛇丸はその場に四つの棺桶を口寄せする。棺桶にはそれぞれ、『一』、『二』、『七』、『白』と書かれている。そしてまず一と二の書かれた棺桶の蓋が開きそこから二人の人物が現れる。
「?!初代様!!二代目様!!」
初代火影と二代目火影だ。穢土転生は二代目火影が作った術で一人の生贄と引換えに一人の人間を生き返らせることができる術だ。大蛇丸はその術を使い二人を生き返らせたのだ。
(まさか初代様と二代目様が・・じゃが残りの棺桶はなんじゃ?『七』ということは七代目火影・・いやそれは未来の話じゃほかの里も七代目の影がおるなど聞いたこともない・・)
「猿飛先生そんなに警戒しなくても残りの二人は未完成でしてね・・うまくいくかわかりませんよ」
残る二つの棺桶も蓋を開けるがそこには塵の山があるだけだ。
(今・・一瞬・・)
穢土転生には失敗したようだがボルトの目には一瞬何かが見えた。何かまではわからないが一瞬見たことがあるもののような気がした。
「あら失敗だったみたいね・・うまくいけばあなたたちに勝ち目はなかったってのに」
そう言うと大蛇丸は二人に近づくと頭の中に札のついたクナイを入れた。
「あやつが穢土転生を使うなら対抗策は封印術しかないわしがやるボルト援護を頼む!!」
「分かったってばさ!!水遁・水獣戦牙!!」
「水遁・水陣壁!!」
ボルトと二代目の水遁がぶつかり合う。その横から初代がヒルゼンに向かっていく。
「火遁・火龍炎弾!!」
「木遁秘術・樹界降誕!!」
ヒルゼンが初代に向かって火遁で攻撃するが木でかき消されてしまう。
(あの子・・・まさか白眼を持っているなんてね・・せっかくだら頂いていこうかしら)
ボルトと組合っていた二代目がヒルゼンの方に向
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