ニルヴァーナ崩壊
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を出してエルザが身構える
「敵か!? ……そしてキモイ」
「落ち着いてください二人とも」
一夜は二人をなだめる
「今は力の香りにて姿形は違えども、中身はいつもと寸分違わぬこの私……あなたのための一夜で〜す」
無駄に一々ポーズを決める一夜を見てグレイとエルザはどんよりしてしまう
「おめぇもえらいもんに好かれたもんだな……」
「ああ……頼もしい奴ではあるのだが……」
二人がそう話しているとまた一人ゆっくりと近づいてくる
「まったく……お前たちは相変わらず騒がしいな」
「リオン!!」
グレイはリオンを見て少し安心する。
「というか貴様は誰だ?」
「メェーン!!」
リオンは一夜に対して容赦なく言う。まぁ確かに一瞬誰だかわからなくなるが……
すると突然柱時計のようなものが降ってくる
「むっ、新手か!?」
「何者だ!?」
構える一夜とリオン
「待て!! あれは……」
「ルーシィの星霊じゃねぇか!?」
降ってきたのはホロロギウムだった。その中からルーシィと抱えられたハッピーが出てくる
「ありがとうホロロギウム。てかあたしいつの間に?」
「いえ、私が勝手にゲートを通って参りました」
ルーシィの問いにホロロギウムが答える
「ロキとバルゴもよくやるよねそれ」
「ルーシィ様の魔力が以前よりも高くなっているので可能になったのです。ついでに酸欠や虫刺され、お肌の荒れ、痒みやシミも治まります」
「なんと!? シミまで!?」
ホロロギウムの言葉にエルザが食いつく
「便利なのかしらね……」
「またしても私のアイデンティティが……」
「そういうのはもういいだろ」
一夜が自分のアイデンティティを犯されていることにショックを受けるがリオンがそれを一蹴する
「みなさ〜ん!!」
「皆、無事だったか」
「ついでにオスネコも」
次に現れたのはウェンディ、ジュラ、シャルルの三人。ウェンディは走りながら周りを見回してから聞く
「シリルは?ナツさんは?ジェラールは?」
「見当たらんな」
「まさかまだ中に……」
「そんな……」
全員が辺りを見回すがそれらしき人影はいない。
「ナツ……」
「あのクソ炎……何してやがる」
「あいつが一番しぶとそうなのになぁ」
ルーシィは不安そうにナツの名前を呟き、グレイとリオンはどこかに来ているのではないかと辺りをさらに見回す
「シリルー!! ナツさーん!!」
(ナツ……ジェラール……何をしている……)
名前を呼ぶウェンディと静かにニルヴァーナを見つめるエルザ
「ナツー!! う
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