暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
58.勘違〜She wonted to make?a?mistake.
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た。

「魔理沙ー手伝ってくれ」
「ちょ!ずるいわよ!魔理沙もこんなヤツの手伝いするんじゃないわよ!」
「うーん…」

 魔理沙は迷った。確かに今回宣言したルールには加勢してはいけないというルールは設けていない。師匠に加勢したいのは山々なのだが、暗黙のルールみたいに加勢するのは気が引けるのだ。
 そんな魔理沙に明希が一言。

「後で新しい魔法を教えてやるぞ」
「すまねぇな霊夢。恨みはないが死んでもらう」
「どこの三流悪役よ!」

 魔理沙はアリスとの弾幕ごっこを中断して明希に加勢し、霊夢を攻撃し始めた。
 二対一では流石に分が悪い。師匠の為にそこそこ本気で加勢したせいもあってすぐに霊夢は魔理沙に押されていった。
 ちなみにアリスは面倒なのか高みの見物をしている。

「きゃぁ!」

 当然、霊夢は被弾して残機が一になった。

「ふはは!続けてフランを破ったスペルカードだ!」


悪役「ダブルスパーク」


 止めを刺すために、容赦なく二人でスペルカードを宣言する。
 二人が放つ黒色の極太レーザーは霊夢を飲み込んだ。

………………………………………
……………………………………
…………………………………

「あれは吸血行為の名残だ。復唱」
「あれは吸血行為の名残です。ぐぬぬ…」

 弾幕ごっこに勝利した明希は霊夢に真実を刷り込ませていた。

「師匠いいのか?」

 やはり魔理沙は気が引けるようだ。

「勝てば良かろうなのだ」
「それはそうと、何か用があってきたんでしょ?」
「そうたぜ。忘れるところだった」
「アンタ達、こういうのもってない?」

 霊夢が取り出した物は、桜の花びらだった。しかし、ただの花びらではなく何かの力を感じる。

「ああ、これのこと」

 アリスは霊夢が取り出した物と同じものを人形に持ってこさせた。

「ん?異変解決か?」
「そうよ。邪魔するなら今度こそ潰すわ」
「するかよ。魔理沙も気をつけろよな、今回は自演自作じゃない本気の異変のようだから」
「おう!任せとけ!」

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