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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
58.勘違〜She wonted to make?a?mistake.
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……」」」
確かに、アリスが寝ていた所には微量の血液がベットに付着していた。実際には吸血行為の跡なのだが、そうには見えなかったらしい。
霊夢はゴミでも見るような目で明希を見て、魔理沙は純情なのか赤面し、アリスは状況を理解して慌てて、明希は吸血鬼ゆえ勿体無いと場違いなことを思った。
「こっ!これは違うの!!」
「可哀想に。そこの吸血鬼兼、魔法使いに無理矢理襲われたのね」
「た、確かに強引だったけど…でも良かった///」
「ちょ、師匠!私は!?」
「魔理沙はなにいってんの…。そこのケダモノ!表に出なさい!成敗してやるわ!」
こうなったら幻想郷に住む者たちは、話し合いではなく『弾幕ごっこ』で決着をつける。
外が晴れでないことを確認して、しぶしぶ、外に出た明希だった。
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……………………………………
…………………………………
「残機は2、スペルカードは3枚。どちらかが先に尽きた方が負けね」
「りょーかい」
「なんで私まで…」
「ただ見てるだけなのも暇だろ?それにじっとしてると寒いし」
もうすぐ春だというのに、曇っていてとても寒い中、霊夢vs明希、魔理沙vsアリスの弾幕ごっこが始まった。
あまり乗り気ではなく更には朝ということもあって、明希はやる気が起きずに適当に弾幕をはる。
一方の霊夢は殺る気満々で、張り切って弾幕を張っていることもあって明希は押されていた。
「あーだりーねみー」
「だ、だらしないわねアンタ」
「俺は吸血鬼だぞ?朝は弱いんだよ」
見る度にキザったらしい明希とは思えないセリフに、霊夢は少し戸惑った。
それも、朝、寝起き、パチュリーがいないからの三コンポでだらしない態度をとってしまった。
ところで、魔理沙とアリスはお遊び程度に弾幕を張る。
「やっぱり師匠はスゲーぜ。適当にやってても霊夢に押されている程度で済んでるなんて」
「人間が妖怪に素で勝てるわけないじゃない。だからこその弾幕ゲームでしょ?」
幻想郷において人間でも一応、人外に勝てるように定められたルール。弾幕ごっこ。だとしても、人外にアドバンテージがあることには変わりない。
だが、霊夢は弾幕ごっこにおいては雑多な妖怪よりはるかに強い。だがらこそ、幻想郷の異変の解決屋としていられる。
その霊夢を寝起きだから、朝だからという理由で適当に相手している明希もその強さが伺える。のだが。
「あ」
「ほらほら残機1よ!とっととくたばりなさい!」
油断していた明希は霊夢の攻撃を受けて被弾してしまった。
「うーん。また負けるのは癪だし、冗談を本気にされるわけにはいかないからなぁ…。そうだ」
後が無い明希は卑劣な手段を思い付い
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