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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
想いの力
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セシリーはそれによって体勢を崩しエリゴールはそれを見て大鎌で俺たちを攻撃する

「ぐわっ」

「ひゃっ」

俺とセシリーはそれを受けてしまい壁にぶつかる。





―――――そのころ6番魔水晶(ラクリマ)では

「本当にできるの?ウェンディ」

「これは私がやらなきゃいけないことなんだ」

心配そうな顔のシャルルに魔水晶(ラクリマ)を真剣な眼差しで見つめるウェンディが言う。



少し遡って……

「ジェラール……具合悪いの?」

「いや……君は確か治癒の魔法が使えたな?」

アタマを押さえながらウェンディにジェラールが言う。

「ゼロと戦うことになるナツの魔力を回復できるか?」

「それが……」

「何バカなこと言ってんの!! 今日だけで何回治癒魔法を使ったと思ってるのよ!!」

いいよどむウェンディの代わりにシャルルがジェラールに言う。

これ以上は無理!! もともとこの子は……」

「そうか。ならば俺がナツの回復をやろう」

「え?」

ジェラールの突然の提案にウェンディは驚く

「思い出したんだ。ナツという男の底知れぬ力。希望の力をな」

ウェンディはジェラールわただ見つめている

「君は俺の代わりに6番魔水晶(ラクリマ)を破壊してくれ」

「でも……私……」

ジェラールにそう言われるがウェンディは破壊の魔法が使えないので困ってしまう
そんなウェンディの視線にジェラールは合わせる

「君にならできる。滅竜魔法は本来ドラゴンと戦うための魔法。圧倒的な攻撃魔法なんだ」

ジェラールはそう言い空を見上げる

「空気……いや……空……“天”を喰え。君にもドラゴンの力が眠っている」



……そして今

「ドラゴンの力。私の中の……」

ウェンディは決意に満ち溢れた目をする

「自分のギルドを守るためなんだ!! お願い!! グランディーネ!! ヴァッサボーネ!! そしてシリル……力を貸して!!」

ウェンディはそう言って魔水晶(ラクリマ)を見つめた







――――シリルたちは……

「くっ……いってぇ……セシリー!! 大丈夫……あ!!」

俺がセシリーの方を見るとセシリーは目を回して気絶していた

「マジか!?」

俺はセシリーを素早く掴むと一度入り口の方へと戻る。

「おい!! どこ行くんだよ!?」

エリゴールの声が聞こえるがひとまず無視してセシリーを入り口の死角のところに隠す。それから俺はエリゴールを壁越しに見る。

「(ヤバイなぁ……あの魔法……対策がないことはないんだけど、俺の魔力が持つかな?)」

相手が風……つまり空気を使うのならそれな
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