想いの力
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くから俺の名前を呼ぶが返事する余裕はないな……六魔将軍ほどではないけど……こっちは散々魔力を使っちまってるし。
俺はゆっくり立ち上がりながら残りの時間を確認する。あと12分……か……
「時間ねぇな……急がしてもらうよ!!」
俺は口に魔力をためる
「こいつも口から魔法を……」
「水竜の咆哮!!」
しゅぱっ
俺の咆哮をエリゴールはジャンプして避ける。エリゴールはそのまま風を操り空を飛んでいる
「くそっ!! 空飛ぶなんて卑怯だろ!!」
「だったらこっちも〜!!」
いつの間にか俺の近くにいたセシリーが俺をつかんでエリゴールと同じ高さまで飛ぶ。
「ほぅ……空中戦か……いいだろ!! 暴風波!!」
エリゴールが腕から竜巻のようなものを出してこちらを攻撃する
しかし俺はそれを避けエリゴールの顔にパンチを入れる
「水竜の……鉄拳!!」
「ぐおっ」
エリゴールは少し体勢を崩し後退する。俺はその隙を見て今度はけりを入れる
「水竜の鉤爪!!」
「うおっ!!」
しかしエリゴールはそれを腕を使って受け止める。
俺は一度後方に飛んでもらい距離を開ける
「やるなぁ……さすがに1つのギルドのエースだっただけのことはあるな」
「おめぇもやるなぁ……それに……あいつになんとなく似ている」
俺とエリゴールは汗を拭いながら言う。
「ちょうどいい。俺は俺自身が強くなったことを確認したかったんだ。これを試させてもらおう」
エリゴールはそう言って体の前で手を交差させる
「ヤバイよシリル〜!! 今のうちに倒さないと!!」
「はぁ!?」
突然セシリーが大声を出す。今のうちって……なんだ?
「暴風衣」
エリゴールがそのうちに風を体に纏っていく
「なんだあれ?」
「シリル〜!! あれはまずいよ!! もうあいつに攻撃が届かないよ〜」
セシリーが慌てた様子で言う。どういうことだ?
「あれは常に外側に向かって風を吹かせているらしい。つまりナツくんの炎やシリルの水みたいに風の抵抗を受ける属性の攻撃は効かないんだよ〜」
セシリーが解説してくれる。なんでこいつはこんなにくわしいんだ?
「ほぅ……よく知ってるなぁ。猫。さぁどうする? もうお前の攻撃は当たらんぞ?」
エリゴールは余裕の表情を見せる。なるほど……でもまぁ
「やってみなきゃわかんねぇだろ!? 水竜の翼撃!!」
俺はエリゴールに攻撃を放つがその攻撃はエリゴールに届く前に風によって飛ばされる
「なっ!?」
「無駄なんだよ!!」
エリゴールが再び風を俺に向かって放つ。俺と
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