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ウイングマン ウインドプラス編
■5■ 闘いの行方
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と怒りが込み上げてきた。
「早く、エネルギーを充電しないと!」
健太はすぐさまソーラガーダーを身に着けて、 太陽エネルギーを充電した。
そして、エネルギーが溜まると一気に急降下を始めた。



4.
「やっぱり見間違いじゃなかったか。へへへ」
ウインドプラスはスカートがめくりあがった桃子を見ては、次に美紅の方を見る。
「まさか、こっちの女も何もはいてないとは、どれだけサービスしてくれるんだ、お前らは!」
アオイも唖然となって固まったまま動けない。
美紅と桃子も手が万歳の状態で動けなかった。
すぐにでもスカートを押さえたかったが、強風によって押さえることができなかった。
なすすべのないまま2人とも下半身丸出しだ。
健太がすでに上空にいることなど知らない2人は、確実に見られたと思い恥ずかしくてたまらなかった。
しかし風の力が強すぎて、隠すこともできない。
しかもウインドプラスには、そのあられもない姿を舐めるように見られているのだ。
「もう、なんとかしてぇ〜っ!」                                                                  
美紅と桃子の悲痛な叫びが辺りに響いたとき――
ドーン!!!
大きな音がしたかと思うといきなり風が止んだ。

猛スピードでウイングマンは急降下をした。
そして、その勢いに乗ってデスボールを放った。
その超スピードで急降下したデスボールがウインドプラスに命中した。
健太はウインドプラスが真上からの攻撃に対しては何も防御する手立てがないことを見抜いていた。
ただ、デスボールに気づくのが早ければ何かしらマントや強風を使って攻撃を防いでくる可能性も考えていた。しかし、結局何もしてこなかった。
ウインドプラスは美紅と桃子の姿に興奮して、ウイングマンの動きにはまったく気づいていなかった。

「な、なんだコレは??」
まさに青天の霹靂だった。
轟音と同時にウインドプラスはいきなりデスボールに閉じ込められたのだ。
今まで吹き荒れていた強風が一気に止むとめくれ上がっていたスカートも元通りに落ちついた。
美紅も桃子も安堵とともに恥ずかしさも相まって膝をついて座り込んで顔を伏せた。
そして、2人はチラっと横を見た。
ウインドプラスはデスボールに捕えられている。
上からデスボールが飛んできたということは自分たちのスカートがめくれたときに健太は上にいたということだ。
下半身丸出しの姿を一番見られたくない人に見られずに済んだことに美紅はホッと胸をなでおろした。
桃子も同じ気持ちだった。
完全に脱力している姿が見えた。
健太はそんな2人の動向にはまったく気づいていない。
デスボールの真上からクロムレイバーを振りかざし、一気
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