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ウイングマン ウインドプラス編
■5■ 闘いの行方
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ムだって跳ね返すから迂闊に攻撃ができないんだよ」
必死に言葉を重ねて否定する健太だったが、重ねれば重ねるほどなんだか嘘くさくなってくる。
打開策を考えていたのも本当だ。ただ、久美子の指摘のように美紅と桃子のパンチラも気になっていたのも事実だった。

「も〜この風、なんとかならないの〜?」
美紅は泣きたい気持ちで必死にスカートを押さえていた。
「あ〜ん、リーダーにお尻見られちゃうよ〜」
桃子も必死だった。
しかし、美紅と桃子が泣こうがわめこうが風が止む様子はまったくなかった。
「これでもくらえ!」
強風の中、アオイは踏ん張って立ち上がるとウインドプラスに向けてディメンションビームを放った。
しかし、そのビームはあっけなくマントによって阻まれた。

「やっぱりな……」
結果はその様子を見ていた健太の予想通りだった。
真正面から攻撃してもウインドプラスに届きはしない。
しかしひとつ気づいたことがあった。
風がウインドプラスを中心に風が竜巻のように渦巻いていた。
「わかった。この方法ならいける!」
健太は声を上げた。
「え? どの方法よ?」
久美子が健太の言葉を受けて質問をしたのだけれど、健太はまったく答えてはくれない。
「チェイング!」
健太はウイングマンに変身した。
そして、久美子を置き去りにして上へ飛び上がった。
「おいおい、完全に無視ですか……」
久美子はあきれて拗ねていた。

そして、ウイングマンがはるか上空へ上がった頃に、美紅と桃子の声が聞こえた。
「いや〜ん!」
2人は強風に耐え切れなくなって、スカートがめくれてしまったのだ。
両手も風に持ってかれて万歳をしているような恰好だ。
当然スカートは台風のときに裏返ってしまった傘のように、豪快にめくれてしまった。
下半身を隠すものは何もない、まさに全開だった。
「す、すごい!」
久美子は反射的にシャッターをきってしまった。

「美紅ちゃん!?、桃子ちゃん!?」
アオイも2人の姿に完全に固まってしまった。
そして、ウインドプラスも――
「おおおおっ!?」
美紅と桃子の姿に完全に釘付けだった。
「やっぱりお前ら履いてなかったんだな!」
興奮して鼻息も荒くなった。

地上ではそんな状況になっているとはつゆ知らず、その頃、健太はちょうどウインドプラスのはるか上空にいた。
ソーラガーダーを装着し太陽エネルギーの充電を開始していたところだった。
「なにをやったんだ!?」
美紅と桃子の声に尋常でない状況を感じ取った。
この強風だ、スカートがめくれたことは想像に難くない。
しかし、美紅と桃子が戦いの最中にスカートがめくれただけであんな声を上げるとは思えなかった。
健太の中で妄想が膨らんでいき、ウインドプラスに対して、ふつふつ
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