第十九話
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にをする気だ」
「すぅ……練!」
一気にオーラを開放するヒナタ。
そしてついでに『快適空間(ジャグジー)』を発動して左腕を包み込む。
すると閉じていたはずの点穴が徐々に開いていく。
「な、なんだそのチャクラは。そしてその左腕を包んでいるのはなんだ!」
「ん?なんだ、何か見えるか?カカシ」
「写輪眼」
カカシ先生は写輪眼を発動してその光景を眺める。
写輪眼はチャクラの動きを見る事が出来るから気づくかもしれない。
「大量のチャクラをヒナタの体の外を囲っている。それから左腕に、なんだろうシャボン玉かな?みたいなのがヒナタの体を癒しているように見える」
「見えるか?紅」
「いいえ。チャクラの圧迫感は感じるけれど…」
ヒナタは左手を癒していた『ジャグジー』を消す。
「ネジ兄さん。此処からは日向家宗家の私ではなく、ただのヒナタとして戦います」
「どういう事だ?」
「日向の技では私はネジ兄さんを倒す事は出来なかった。でも今の私は違います」
ヒナタから溢れるオーラに気おされるネジ。
「此処からは私の持てる総てを出してネジ兄さんと戦います」
そう言って日向は構える。
「行きます」
地を蹴り、一気にネジとの距離を詰める。
「はぁっ」
「速い!」
ネジが間一髪でヒナタの連撃をかわし、距離を取る。
「ぜぇ、はぁ。………食らったらやばそうだ。かわし続けるのも難しい。ならば」
ネジの構えが変わる。
いつか見た八卦六十四掌の構えだ。
「かわせないなら攻めるまで!行くぞ」
一気に距離を詰めるネジ。
「『総てを包み込む不思議な風船(バブルバルーン)』」
ヒナタは自分から半径一メートルほどの所にゴム風船のようにしたオーラの膜をはる。
「二掌、四掌、八掌」
どんどん繰り出されるネジの猛攻。
しかしその総てはバブルバルーンにその軌道をずらされヒナタに当てられない。
「六十四…」
そこまで言った時にネジの目の前にヒナタのデコピンが迫る。
「ぐぉ!」
そしてヒナタの放ったデコピンがネジに命中。
吹っ飛んでいって気絶した。
試験官がネジに近寄り失神を確認。
「勝者、日向ヒナタ」
「やったてばよー!ヒナタ!」
「ナルトくん」
ナルトの声援に赤くなるヒナタ。
「かっちまいやがった」
「しかもデコピンで…」
「何なの?あのチームのデコピンは人を軽々とふっ飛ばしてるわよ!?」
木の葉の下忍たちが騒ぎ立てている。
いやまあ、ね。
念での攻撃に生身は余りにも無防備だ。
この世界ではチャクラは体の内側に練るものなので、オーラ
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