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大陸の妖精
アルトvs.エバーグリーン
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石じゃない♪」


そう言うと、再び両腕をクロスさせる



「でも・・『倍』ならどうかしら?」


「!!」


次の瞬間、先ほどの倍数の魔法針が放たれる



「ちっ!!」


アルトはそれを弾きながらエバーグリーンへ向かって走り出す



「うぉおおおおお!!!」


「そぉれっ」


接近してくるアルトから逃げるように、他の建物へと飛び移るエバーグリーン


同時に更に魔法針の数を増やして放つ



「ぐあっ・・!!」


エバーグリーンを追いかける最中、魔法針がアルトの腕や足をかすめる


先ほど貫かれた右足のダメージと合わせ、徐々にアルトの走力が失われていく



「このっ・・!!」


「あはははっ!!!私の勝ちよ、アルト!!!」


針に埋め尽くされていくアルトを見て、高笑いするエバーグリーン



「ギルガ・ファングバイトォ!!!!」


「!!!!」


牙を模る巨大な衝撃波が無数の魔法針のほとんどを飲み込み、打ち砕く



「バ・・バカな・・!!!」


エバーグリーンは、その光景に驚愕の表情を浮かべる



「エバァアアアグリィイイイン!!!!」


「ひっ・・いやあああ!!!」


アルトは残った針を拳で撃ち落とし、エバーグリーンを壁に追いやる


そして真剣な眼差しを向け言う



「お前でもフェリーテイルの仲間である事に変わりはない・・・取って食うような真似はしないさ」


「っ・・・・!!」


「だから早く石に変えた皆を戻してくれ、お前にとってもエルザたちは大切な仲間のはずだ」


アルトが石化の解除を要求する



「うふふ・・・ちょっと甘いんじゃないの?」


エバーグリーンは追いつめられているというのに何故か笑みを浮かべていた



「私の石化眼(ストーンアイズ)にはもう一つの力があるのよ」


「もう一つの力・・・?」


「遠隔操作」


口角を吊り上げ、能力を口にするエバーグリーン


すると目を見開き、アルトを威嚇するように叫ぶ



「服を脱ぎなっ!!素っ裸で私の前に跪いて私の下僕になると誓うんだよ!!さもないと今すぐ石化してる女どもを粉々に砕いてやるよ!!」


「・・・そっか」


アルトは呆れた様子で首を左右に振る


そして次の瞬間、とてつもなく大きな魔力がアルトの体から噴き出した



「どうやら口で言っても分からねェみたいだな」


「え・・・?」


そう言ったアルトは右拳に衝撃波を集中させる


その際、アル
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