○○一 ようこそ、鎮守府へ
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艦...? 君の大好きな軍艦。なんでこの手紙を書いた人は俺が軍艦好きなのを知っているのだろう? 他にもいろいろつっこむ箇所があるぞ...
だが、一番最初に読み取らなければいけないのは
「つまり君は軍艦なのか...?」
男は考えに閃いたらしく、少女にそう聞いた
「はいなのです。電と言うのです」
電、その名前を聞いた途端、男はやさぐれた目を見開き、膝をガタガタと震わせ
「吹雪型.... 駆逐艦.... 特V型....駆逐艦.... 四番艦...」
「説明ありがとなのです。電なのです、なのです」
は...? は....? はぁ!?
この小さな女の子が?
あの電?
ちょっと待て... いや、あ...
これは艦これの世界ってことなのか...?
確か、あのゲームは軍艦の擬人化だった。勧められた身だけあってゲームに関しては全く知らないが...
いや落ち着けよ。ゲームの世界に入るとかなに馬鹿なこと考えてやがるんだ。それ以前になんで俺が提督になったんだ、って話だが。ああもうわかんねぇよ、わかんねぇけど一つ言うなら...
なんで選りに選って初めに会った人物が電の擬人化なんだよ大好きだっ!!!
打撃音に近い音がまた部屋中になり響いた... と同時に電が声をあげた。
「司令官さん!? 司令官さんっ!!」
そう、その打撃音は男...司令官.....提督が倒れた音である。白目を向いて口をポカンと開けて倒れている提督はまさにホラーだ。
「司令官さん、そんなところで寝たらお風邪引くのですっ!! 起きてください」
ツッコミの居ない恐怖だ。提督もこの顔、恐怖だ。
まず自分の司令官の大事を心配しろよと言うツッコミは無しに、電はひたすらに提督の肩に手をやり、揺さぶるのだった。
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