天馬から妖精たちへ
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「止めるって言ってもどうやって止めたらいいのかわからないんだよ?」
「壊すとか」
「またそーゆー考え!?」
「こんなでけーもんをどーやってだよ」
今は俺たちはニルヴァーナをどうやって止めるかの作戦会議をしている。けどいい作戦が思い付かない……あれ?
「ウェンディ?」コソッ
「何? シリル」
俺はさっきウェンディが言っていたことを思い出したので少し確認しようと声をかける。ただナツさんたちに聞こえると少々めんどうなので聞こえないように小さい声で
「ニルヴァーナってジェラールが復活させたの?」
「う……うん……たぶん……」
ウェンディは申し訳なさそうな顔をするが、おかげで突破口が見つかったような気がする!!
俺はウェンディの手をとる
「皆さん!! 俺たちちょっと心当たりがあるから探してきます!!」
「え!? ちょっとシリル!?」
「待ちなさいシリル!!」
「待ってよ〜」
「おい!!」
俺とウェンディのあとをシャルルたちもついてくる。グレイさんに呼び止められたけど今はとにかくジェラールを探そう!!
「シリル!! 心当たりって何!?」
シャルルが聞いてくるので俺は一度立ち止まって話す
「ニルヴァーナはジェラールが復活させたんなら……もしかしたらジェラールはニルヴァーナの止め方を知ってるかもしれないじゃん?」
「あ〜!! そっか!!」
セシリーが納得したように手を叩く。
「だったら空から探した方がいいわよね?」
「いや……シャルルたちも魔力が限界だろうし今は歩いて探そう。運よくウェンディが今日ジェラールに会ってくれてたから匂いを辿れると思うし」
「うん……でも……」
なぜかウェンディが浮かない顔をする。どうしたんだ?
「あのジェラール……私たちの知ってるジェラールとは少し匂いが違うんだよね」
ウェンディがそんなことを言う。匂いが違うって……でも7年も会ってなかったら匂いも変わるかもしれないしな……
「とにかく、ジェラールを探そう!! ウェンディ。頼むよ!!」
「うん!!」
ウェンディが走り出すのを俺たちはついていく。ジェラール……ニルヴァーナを止める方法を知っててくれよ
――――――
「どう?ウェンディ」
「少しずつだけど……匂いに近づいてると思う」
シャルルの問いにウェンディが答える。俺ももしかしたらジェラールの匂いがわかるかと思い匂いを探すがジェラールとは違う人の匂いを感じる
「あれ? エルザさんの匂いがするよ」
「え?クンクン。本当だ!! ジェラールと一緒なのかな?」
ウェンディもエルザさんの匂いに気づいたようだ。どうやら二
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ