天馬から妖精たちへ
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人!?」
俺はその言葉に疑問を持つ。六魔将軍は全滅したって話だったのに……まだ誰かいるのか!? 一体誰だ?
そんなことを考えているとゼロとの念話は途切れていた。
ゼロともう一人の敵がどれほどの強さかは知らないけど……勝負になるのか?そんな奴等と……ナツさんたちを倒してしまうような奴と
「待って!!」
シャルルが焦った顔をする
「八人もいない……!? 魔水晶(ラクリマ)を壊せる魔導士が八人もいないわ!?」
言われてみて気づくが今ここにいる魔導士は四人……だけど
「わ……私……破壊の魔法が使えません!! ごめんなさい!!」
頭を下げるウェンディ。ウェンディは破壊の魔法を使えないのだからここにいる魔水晶(ラクリマ)破壊に参加できるのは三人だけ……
「こっちは三人だ!! 他に動ける者はいないか!?」
『マイハニー』
この声は一夜さんか?
『私がいるではないか。縛られてはいるが……』
『一夜さん!!』
一夜さんも参加してくれるようだ。これで四人……あと四人……
『まずい……もう……僕の魔力が……念話が……切れ……』
「あと四人だ!! 誰か返事をしろ!?」
『俺がいこう……』
かすれかけの声がする。この声って……
「リオンさん!? 大丈夫なんですか!?」
『あぁ……魔水晶(ラクリマ)を破壊するくらいなら……なんとかなるかもしれん……』
リオンさんもギリギリの魔力ではあるが参加してくれるらしい。あと三人……
すると上空のクリスティーナがバランスを失い落下し始める
「クリスティーナが!?」
「落ちるぞ!!」
「リオンさん!!」
しかしクリスティーナから一人ふわふわとこちらにゆっくりと落ちてくる人物がいる。そう、リオンさんである。
リオンさんは俺たちの前にゆっくりと着地する
「恩に着るぞ……レン」
『頼むぞ……うっ……』
リオンさんの降りるのをアシストしたのはレンさんの空気魔法(エアマジック)だったようだ。
「グレイ……立ち上がれ……」
するとリオンさんはそのまま念話を通してグレイさんに話かける
「俺たちは誇り高きウルの弟子だ……こんな奴等に負けるわけにはいかんだろ……」
『私……ルーシィなんて大嫌い……』
続いてシェリーさんが話始める
『ちょっとかわいいからって調子に乗っちゃってさ……バカでドジで弱っちぃくせに……いつも……いつも一生懸命になっちゃってさ……』
悪口ばかり言っていた声から徐々に涙声に変わっていく
『死んだら嫌いになれませんわ。後味悪いから返事しなさいよ』
クリスティーナは徐々に落下していき俺たちの視界から姿を消してしまう
「クリステ
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