ニルヴァーナ復活
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ところでグレイさんたちが塔のようなものに登っていくのを見たのでハッピーにナツさんを運んでもらってあとを追いかけた
―――――――王の間にて
「どうなってやがる……」
「何これ……」
先に到着していたグレイさんたちが辺りを見回しながら言う。俺たちも辺りを見回すが……特に何かがあるわけではないように見えるけど……
「何一つそれらしきものがねぇじゃねーか!!」
「ど……どうやって止めればいいの?」
あ……何もないことが問題だったのか。てことはもしかしてここがもしかしてニルヴァーナのコントロール室なのか!? どうやって操縦してたんだ!?
「ぬぅぅぅぅ…」
「くそ……ブレインを倒せば止められるモンかと思ってたけど……」
「甘かった……止め方がわからないなんて」
「う〜ん……」
俺もグレイさんたちと一緒に困ってしまう。その間にもニルヴァーナは化猫の宿(ケットシェルター)へと1歩、また1歩と近づいていく
「どうしよう?解毒の魔法をかけたのにナツさんが……」
そんな状況でもナツさんは倒れたままいる。あれ?解毒の魔法効果足りなかったのかな?
俺がナツさんたちを眺めているとグレイさんに頭を触られる
「あいつは単に乗り物に弱ぇだけだ。気にすんな」
「乗り物って……」
これ乗り物じゃないでしょ? と思ったのは俺だけじゃないはずだ
「どうすればいいのかしら?このままだと……」
「ぬぅ……」
ルーシィさんもジュラさんも頭を悩ませる。何か突破口はないのか?
「オオオオオ!!」
すると突然ナツさんが叫びだす。なんだ?
「何か作戦でも思い付いたのか!? ナツ!!」
俺たちは期待の眼差しをナツさんに向ける。しかし
「平気だ!! 平気だぞっ!!」
ナツさんは大喜びで跳び跳ねるのを見て違うことに気づいた。乗り物酔いが治ったってことだったのね……ウェンディのトロイアかな?
「くそ!!一瞬期待させやがってクソ炎!!」
「本当……空気読んでくれないかしら……」
ナツさんに怒るグレイさんとあきれるルーシィさん。お気持ち……察します
「これ乗り物って実感ねぇのがあれだな!! ルーシィ!! 船とか列車の星霊読んでくれ」
「そんなのいないわよ!! てか今それどころじゃないの!!」
ナツさんに揺さぶられて怒るルーシィさん。
「止め方がわからねぇんだ。見ての通りこの部屋には何もねぇ」
グレイさんにそう言われるとナツさんは真剣な表情へと変わる。一方ウェンディは悲しい表情へと変わってしまうので俺はウェンディの肩に腕を回す
「大丈夫だウェンディ。きっとなんとかなる」
「シリル……」
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