ニルヴァーナ復活
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らふらと立ち上がり前へと歩き出す。
「まさか…偶然よね!? そんなことあるはず……」
「どうしたの? シャルル?」
ふらふらのシャルルにセシリーが近づいていきシャルルはニルヴァーナの淵の部分で立ち止まる。
「どうしたのよシャルル」
「何があった……」
ウェンディと俺もシャルルの方へと駆け寄っていく。俺はシャルルの見ている方向を見てシャルルが何を察したのかがわかった
「あんたも気づいたのね?」
「うん……でも……たまたまなんじゃないかな?」
いや……たまたまだと思いたい……
「何がたまたまなの?」
「シリル?」
ウェンディとセシリーが俺たちの顔を覗き込む。俺たちは二人の方を向いて俺たちの気づいたことを言う
「このまま真っ直ぐ進んでいくと……」
「私たちのギルドがあるのよ。ウェンディ。セシリー」
「「え……」」
それを聞いてウェンディとセシリーもその方角を見る
「そんな……」
「なんで……」
「わからないわ……」
三人はその方角を見て固まってしまう。俺は三人の肩を叩く
「今は理由なんかどうでもいいよ。早くこれを止めないと!!」
俺がそういうと三人はうなずいて一緒に走り出す。
―――――――
しばらく走っていると辺りは暗くなってしまった。
「シリル!! どうしよう!! 大分時間たっちゃったよ!?」
「てかどこに向かってるのよ!!」
「わからん」
「「「え!?」」」
俺はただグレイさんたちの匂いを追いかけているだけなのでどこを目指して走っているのかはわからない。とにかくグレイさんたちと合流しないことには俺たちだけじゃあどうしようもないと思うから
「ちょっとシリル!! いい加減なことはしないでよね!!」
「大丈夫だよ。たぶん……」
「そこは自信もって言おうよ!!」
セシリーに突っ込まれたけど……だって止め方がわかんねぇんだもん……
『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ』
などと考えていると突然大きな音……というよりも何かの叫びが聞こえてくる。この声って……
「ナツさん!?」
「ナツさんに何かあったの!?」
「うるさいわね……」
「耳が壊れる〜」
俺とウェンディはナツさんの突然の叫びに驚きシャルルとセシリーは耳を塞いでいた。
しばらくするとその声は聞こえなくなってしまう。
「何かあったのかな?」
「とにかく行ってみよう!!他の皆さんもいるかもしれないし!!」
俺たちはナツさんの声がした方へと急いだ。
―――――
「あ!! グレイさんたちだ!!」
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