暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-15 紡ぐ未来のその先へ
Story15-3 神の力
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
わらないんだ」

俺の言葉を伝える……俺に出来るのは、それだけなんだ。だったら、それを一生懸命やるだけだ!

「俺が全部背負う……って言えるほど俺は強くない。

でも……これだけは……言える。お前は……絶対に……1人じゃ……ない!!
いつだって! どこだって! お前と共に歩む!

だから戻ってこい! 俺のところへ!」




「………シャオン君……ホント…………?」

かすれるようなフローラの声が耳のそばで聞こえる。

「俺に二言はねぇよ」

「嬉しい…………」

突然泣き出すフローラ。

「目、覚めたかい?」

「うん」

さて、後は…………

「須郷をぶっ飛ばすだけか…………っ!?」

突然、体がさらに重くなった。動こうとしてもままならない。

「シャオンくん!?」

「大丈夫だ…………」

シュルシュル ガチャン

「な、何これ…………?」

突然、フローラの両腕にリング付きの鎖が巻き付く。

シュルシュル

「きゃあっ!!」

フローラの体が後方へと吹っ飛び、フローラは壁に叩きつけられる。

「ぐっ…………」

「俺はなぁ…………」

須郷の口調が変わった。明らかに怒っている。

「思い通りにならないのが大嫌いなんだよ」

須郷は歩いてフローラのところへ行くと、背中から剣を引き抜く。

「…………その腹いせに……俺の遊びに付き合えよなぁ!!」


須郷の大剣がフローラの胸元へと深々と食い込む。血のエフェクトではなく、真っ赤な鮮血そのものが飛び散る。

「……くはっ……!」

フローラが血を吐いた。俺は何が起こったのか理解できなかった。

「この剣は、俺が開発中のよりリアルに近づけたプログラムで作られた剣だ。鮮血のエフェクトみたいなんじゃなくて、血そのものが飛び散る感触を味わえるんだぜ…………?」

「やめろ…………フローラに……手ェ出すんじゃねぇ…………っ!!」

「うるさいなぁ……黙ってろ」

「がはっ……」

俺の左肩に剣撃が刻まれる。すごく痛い。

「お前……フローラと婚約するんだろ……? なんで手を出せるんだよ…………?」

「俺が今、考えていることを教えてほしいか?

俺は『桜華そのもの』は必要としてない。むしろ邪魔だ。俺が必要とするのは『桜華の体』だ。これだけ恵まれたスタイルを切り刻むのは……さぞかし楽しいだろうなぁ…………?

システムコマンド。プレイヤーネーム《イクシオン》の敏捷力を最大に」

「…………うそ…………」

フローラの目から涙が溢れ出した。止まることない奔流は血と混じっていく。

次の瞬間、フローラの声が出ないほどの斬撃がフローラを襲った。フ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ