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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-15 紡ぐ未来のその先へ
Story15-3 神の力
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い。
「…………くそっ……なんだよこれっ…………」
これはきっと魔法だな…………それも、ALOではまだ実装されてないようなテスト中の魔法…………
「誰かと思えば……シャオン君かぁ?」
「……誰だよ……?」
息するだけで体に痛みが走る。精一杯頑張って俺はその声の持ち主へと質問を投げかけた。
その人物は気持ち悪い笑みを浮かべた。
「忘れたとは言わせないよ? 一度会ってるじゃないか」
「…まさか……須郷……明宏……!?」
そうだ、フローラの病室にいたやつが一瞬見せた表情…………こいつはどれだけ憎んでも足りない…………っ!
「正解……だが、ここではイクシオン『様』と…………そう呼べっ!!」
「ぐはっ!!」
思い切り殴られて本物の痛みを感じる。
何故という疑問を投げかけようとした瞬間、向こうからこちらを完全に見下したような口調で答えを言ってくれた。
「ペイン・アブソーバはレベル6……お楽しみはこれからだよ?」
「がはっ!?」
「楽しいねぇ……人をいたぶるのは!」
俺を蹴り飛ばして笑う須郷。最悪だ……こいつは人じゃねぇ…………!
「はぁ……はぁ……お前……フローラに何したんだよ……」
「……教えてほしいかい……?
彼女、春宮桜華さんには僕と弟とで進めていた実験の対象者第1号になってもらったのさ」
「……実……験…………!?」
「どうせ死ぬんだ、教えてあげるよ……元SAOプレイヤーの皆さんのおかげで、思考・記憶操作技術の基礎研究は終了しているんだよ。
魂の直接制御という神の業を試したくてね、桜華さんの記憶を覗いたところいい感じの寂しさの感情があったからそれを激増、さらに他の記憶にも憎しみの感情を入れてやったのさ」
「頭の中を……いじくったって……ことかよ…………!!」
「寂しさの対象は君だ。つまり……対象の書き変わってない憎しみの感情は…………」
「俺に……向く…………」
そんなに……寂しかったのか…………フローラ。待たせたもんな。俺……ずっと傍にいるって約束したのに、破っちまったもんな。
そう思った俺は、精一杯の力を出してなんとか立ち上がる。
その瞬間、フローラは剣を構えて攻撃を放つ。軌道が単純すぎて体をちょっと移動させれば避けられるものだ。
だが、剣に俺の剣をかすらせて軌道を僅かにずらし、そのままフローラを抱き止めた。
「……捕まえた……!」
「っ!?」
さっきは攻撃防ぐので手一杯だったが、今度は捕まえられた。
そして、伝えたかったことを言う。
「…………寂しいなら言えよ…………っ!」
「…………!」
「言いたいことは……言わないと伝
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