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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Bミッドベルカ相搏つ
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ィ〜? お姉さんの準備も終わったようなので・・・。ゲーム、スタート!」

シグナムの番が始まった。と、「おお!?」どよめきが上がる。シグナムの投げ方が理由だ。あたしや他の人たちはバスケットのシュートのような投げ方をしてた。けどシグナムは「片手投げ!?」のアンダースローだった。右手でボールを鷲掴んで投げて、間髪入れずに左手で鷲掴んだボールを投げて、空いた右手でまたボールを鷲掴んで投げる、を繰り返した。

「すげぇ、1球も外してねぇ!」

「1秒に1ゴールってどんだけだよ!」

しかも百発百中。気だるそうにしての投げ方なのに、1球もゴールに弾かれることなくリングを潜ってく。20秒、30秒、40秒と経っても1球もハズレることなく順調にゴール数を稼いでいって、50秒に入ったところで、「このままパーフェクトか!?」って店主さんや見学者たちのボルテージが最高潮。そして「終了!」店主さんの一言と一緒に大喝采が起きた。

「なんと60秒間、一度もハズすことのないパーフェクト! 文句無しの大記録! クールビューティに盛大な拍手を!」

負けた。文句もなんもないわ。経験アリのあたしと経験ナシのシグナム。どっちが有利かって言うとあたしなのに、ここまで差を付けられると悔しいを通り越して清々しいわ。だからあたしも拍手をシグナムに送る。

「では景品授与! 好きな物を1つ持っていってちょうだい!」

「どれでもいいのか?」

「もち! ここまでトンデモプレイを見せてもらったからね!」

「では・・・50ゴールの景品――高級牛肉2kgの引換券で」

シグナムが選んだのは牛肉だった。シグナムってあんまし高級食材とか興味ないって思ってたんだけど。店主さんから加盟店で高級牛肉と交換できる引換券を貰ったことでここでの目的は果たした。店主さんや見学者たちから見送られながらあたし達は球入れ屋台から離れて、第四戦の屋台へと向かう。

「次は、フェイトとアインスの勝負ね〜。ダーツとか紙飛行機飛ばしとかあるけど、どうする? 金魚とかスーパーボールは後々が面倒だからやめた方が良いっしょ♪」

「そうやね〜。金魚の世話も大変やし、スーパーボールは持っててもしゃあないし。あんま形にならん景品がええかもね。商品券とか引換券とか」

さっきまでローテンションだったシャルだけど、なんとなくテンションが元に戻ってる感じがするわ。あたしの表情から察したのか、「さっきまでルシル君に頭を撫でられてたんだよ」ってすずかが教えてくれた。あたしとシグナムの勝負中、落ち込んでるシャルを元気づけるために頭を撫で続けたって話だった。イチャついてんじゃないわよ。
とにかく第五戦のゲームをどうするか、途中でサーターアンダギーやチュロスを食べ歩きしながら探す。そんな中、「ワクドキ☆ざぶ
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