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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Bミッドベルカ相搏つ
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ーーー!」

「みんな、気にしないでゆっくり食べような」

ルシルの有無を言わせない声色にわたし達は「はーい」返事して、シャルのことを放ってかき氷の続きを食べる。そして「あーん」フェイト達と食べさせ合いっこ。宇治金時、コーヒーフラッペ、カルピス、リンゴ、青リンゴ、マンゴー、オレンジ、コーラ、メロン、レモン、ストロベリー、ピーチ、パイナップル、バナナ、グレープ、ハイビスカスっていう16種類の味だから、みんなからちょっとずつ貰ってく。

「(シグナムの宇治金時はちょっと苦いなぁ。えっと次は・・・)ルシル。ちょっとちょうーだい♪」

「ああ。どうぞ」

「ありがとう♪ アイスいっぱいもらってもいい?」

「いいよ」

ルシルが頼んだのはコーヒーフラッペ。コーヒー味のシロップを掛けたかき氷にアイスクリームを乗せたフラッペってやつ。ルシルのお言葉に甘えてアイスクリームいっぱいとちょっとのコーヒー味かき氷を貰おう。というわけで、「あーん」口を開ける。

「??・・・いや、自分のスプーンで掬ったらどうだ」

「はーやーく〜」

「いやな、俺のスプーンだと関節キスになるぞ」

「「「「あ」」」」

ここまで同性だったから気にも留めてなかったけど、ルシルは男の子だった。危ない、危ない。さすがに間接とは言えキスは出来ないよ。しょうがなく自分のかき氷に刺さってるスプーンを手にとって「いただきます」ルシルのかき氷を貰う。コーヒーの苦みがアイスクリームの甘さでちょうどいい感じ。

「じゃ、次はザフィーラのちょうーだ〜い」

「うむ」

ザフィーラが差し出して来てくれたのは青リンゴ味のかき氷で、これも美味しかった。ふっふっふ。これで全味制覇なのだ。

「ルシルぅ〜、あーん♪」「マスター、あーん?」

「えっと、あの、ルシル君、あーんや」

シャルにフェンリルは積極的に口を開けて待ち構えて、はやては自分のメロン味のかき氷を掬ったスプーンをルシルに差し出した。おお、はやて、勇気振りしぼって大胆行動に出ちゃった。さぁ、ルシルはこの3人をどう対処するの?
ルシルはちょっと考えた後、シャルとフェンリルのかき氷に刺さったスプーンを抜いて、そのスプーンで自分のかき氷を掬った。そこまでならなんでもないけど、ルシルはシャルのスプーンをフェンリルに銜えさせて、フェンリルのスプーンをシャルに銜えさせた。

「「っむぐ・・・!」」

慌ててスプーンを口から引き抜くシャルとフェンリル。で、最後にルシルははやてのあーんを受けた。はやてのスプーンをパクっと銜えて「うん、メロン味も美味いな」って微笑んだ。自分でやっておいて顔を真っ赤にして照れるはやて。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

シャルは絶叫。フェンリルは「
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