暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Bミッドベルカ相搏つ
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懇願。たぶんルシルは射的も上手だと思う。こういうゲームにも万能的な巧さを発揮するに違いない。

「シャマル」

「ルシル君・・・」

ルシルがシャマル先生のコルク銃に手を伸ばして銃身に触れた。パァって表情を輝かせたシャマル先生だったけど、「頑張れ♪」ルシルは笑顔でコルク銃を押し返したから、「ガーン! そんなぁ・・・」はい、残念、シャマル先生はゲーム続行です。

「はやてちゃん・・・」

「シャマル、大丈夫や。勝ち負けなんて気にせんでええ。ヴィータもやよ〜♪」

「はーい。・・・しゃあねぇ。シャマル。おまえ適当に撃て。あたしがフォローしてやる」

「あぅぅ。そんな真剣にならなくてもぉ・・・」

2人のそんなやり取りの間でもわたしとなのはは順調にぬいぐるみを撃墜。そんなこんなで第二戦・射的は終了。さっきと同じように通行の邪魔にならないように屋台から離れて、「第二戦は圧倒的大差で決着!」結果発表。

「ミッドチーム! なのはとアリシアの景品獲得数は3つ! ベルカチーム! ヴィータとシャマル先生の景品獲得数は0! 第二戦の勝者はミッドチーム!」

わたし達ミッドチームはメンバー全員とハイタッチを交わす。で、ベルカチームはと言うと、「シャマルよぉ、全弾ハズすってねぇだろ」ヴィータが溜息を吐いて、「だから代わって、って言ったのにぃ〜。クスン」シャマル先生は落ち込んでた。そして獲った景品はルシルとザフィーラの手に。ルシルはまだ良いんだけど、ザフィーラがぬいぐるみを持ってるのはなんかシュール。

「そんじゃ第三戦と行きますか♪」

シャルはすでに決めてるようで、その屋台へと向かう。そんな中、「今の内にかき氷食べておこか」ってはやてが提案した。夏真っ盛りでも、夜になるとちょっと涼しくなる。だから日が沈み切る前に食べようってことみたい。
かき氷はお腹に溜まらないからそれぞれ好きな味のやつを購入。ちなみにわたしはブルーハワイってやつ。いろんな味や色があってすっごく迷っちゃった。でもフェイトやなのは達が食べさせ合いっこしてくれるって言うから、一番好きなブルーハワイを買った。

「はむっ。・・・ん〜〜! 頭キーン来たぁぁーーー!」

この前、初めてかき氷を食べた時に知ったアイスクリーム頭痛に襲われた。すかさずかき氷の器をおでこに当てる。これが一番の対処法だってルシルが教えてくれた。

「にゃはは。ゆっくり食べないとやっぱりダメだね〜」

「でもかき氷を食べたら一度はこの頭痛を体験してみたいのよね〜」

「アリサはMなの?」

アリサの言い分にわたしも賛成しようとしたらシャルがそう訊いた。意味が解らないわたし達は「Mってなに?」って訊き返す。すると、「失言!」ルシルがシャルの頭を軽く小突いた。

「いったぁぁ
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