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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Bミッドベルカ相搏つ
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フェンリルとシャル。そして勝負方法は、「ミス海鳴! 夏祭りの陣! エントリーしてくれたのは18人の美女!」だった。ゲームじゃ面白くないと言うフェンリルとシャルは、ミス海鳴を決める催しがあるのを知り、他人に認めてもらった方が面白いという考えに至ってエントリー。ああしてステージに立っているわけだ。
「シャルちゃん、大人モードに変身できたんだね〜」
「一体なにを目的として習得したか判んないからちょっと恐怖だわ」
「たぶんシャルちゃんのことだからルシル君関連だと思うんだけど」
「ルシルも大人モードに変身できるから。何か変な事でも思い付いたのかも」
「ルシル君、気を付けてな」
はやての割と本気な声色での忠告に「了解」素直に頷いておく。そんな中、ステージでは司会者が参加者の自己アピールを訊いていて、誰に為に参加したのかっていう問いに「好きな人の為です?」シャルはそう答えた。湧き上がる歓声と、シャルに想われている男に対する嫉妬のブーイングが湧き起こる。
「なぁ、ルシル。お前ってことがバレたら面白い事になるかもな」
ヴィータの含み笑いに「やめろよ、マジで」俺は懇願。そんなことになったら面倒くさい事態に陥ること間違いなし。どうなるか想像していると、マイクを向けられたフェンリルが「マスター、見てますか〜? あなたの為に、一番になりまーす♪」俺に向かって手を振りやがった。あのクソ犬、って歯を噛む。ちくしょう、嫉妬の視線が俺に向けられているのがビシビシと伝わって来る。
「マスター? 8番さん、マスターという人とはどういった関係なのかな?」
「マスターはマスターです♪ 身も心も捧げたい、大切な御主人様です?」
「そう言ったプレイが好きな人なんですかね〜?」
「あなたにだけは絶対に負けないからね! ミス海鳴も、想い人もわたしが頂く!」
シャルがフェンリルに指差して、フェンリルだけでなく他の参加者にまで宣戦布告。さらに俺に突き刺さる視線。もう嫌だ。逃げ出したい衝動に駆られていると、「ルシル君、決着まで時間掛かりそうやし、ちょう離れよか」はやてが俺の浴衣をちょんっと引っ張った。
「だな。このままここに居たらマジでヤバそうだし」
「ここは人がいっぱいで、リインにはステージが見えないですし、ちょっと苦しいです」
「ヴィータちゃんとリインちゃんが潰されちゃう前に離れた方が良いかと」
「そうやな。車椅子も場所取ってるし」
決まりだ。俺たち八神家はこの場から離脱。なのは達は残るそうだ。なのは達と一度別れた俺たちは人の少ない場所を探して、そこで休憩だ。近くの屋台を見て回るはやてとヴィータとリインを微笑ましく見守っていると、「わぁ、綺麗」はやて達がある屋台で止まった。
「ガラス細工の店か」
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