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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Bミッドベルカ相搏つ
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る頃までは、このままがええ。
「あ、あのな、えっと!」
「はいはい、やるなら早くやろう。後がつかえくるからな」
ルシル君が手を叩いて急かした。確かにこれから混んで来るやろうし、今でも同年代やちょう年上っぽい子供らが集まって来てるし。そうゆうわけで、第一戦・輪投げ勝負に出るメンバーを選ぶことになった。すずちゃんらミッドチームとちょう距離を取って、わたしらベルカチームでメンバーを選ぶ。
「輪投げはどっちかってぇと一番簡単だから、リイン辺りでいいんじゃね?」
「そうね。特別なスキルとか必要ないし」
「そうやなぁ。リイン。やってみるか?」
他のゲーム系はある程度のスキルが必要になってくるけど、これは狙ったところに輪を投げるだけ。難しい事は何もないし。そやからヴィータやシャマルの言い分に賛成する。リインは「ですけど、向こうはそれを予想して上手な人を出して来るかもですし・・・」って不安そうにした。
「勝敗など気にするな、リイン。勝負と銘打っているが、その事実は楽しむことを前提とした遊びだ。シャルロッテの奴もそのつもりだろうしな」
「そういうわけだよ、リイン。楽しんだ者勝ちだ。シグナムの言うように勝ち負けは二の次。楽しんでこい」
シグナムとアインスに背中を押されたリインが、「判りました、リインがやるです!」参加を決意した。あと1人はどないしようかって考えたところで、他のゲーム系屋台の種類を思い浮かべる。ほとんどがしゃがんで行うようなものばかりや。それやったら、「わたしもこの輪投げに参加するわ」わたしもここで参加しとこう。
「そっちは決まった〜?」
「うん、決まったよ〜」
シャルちゃん達と合流。そんでそのままお客さんが居らんくなったその僅かな時を見計らって店主さんの前に行く。ベルカチームは「わたしとリインやよ」で、ミッドチームは「こっちは、アルフとすずかが行くよ」になって、わたしは自分とリインの2人分の料金200円を支払って、すずかちゃんとアルフも100円ずつ支払った。
「勝敗の決め方は、数多く景品を取った方が勝ち♪ 荷物持ちが2人も居るから大きい景品でもOKだよ♪ そんじゃ、第一回戦、はじめっ!」
店主さんに貰った輪っか5つを手に、車椅子に座った状態なわたしの腰あたりまでの高さがある長テーブルの向こう側、6段づくりの景品台にズラリと並んだ景品に体を向ける。シグナムが言うてた通り勝敗より楽しむことが重要やと思う。シャルちゃんもきっとそんな考えやろう。
(そやけど、やるからには大物を狙いたいよな)
勝敗にこだわって勝ちに行くつもりなら大物より獲り易い小物(背が高くて細い物とか)を狙う方がええ。そやけど勝つために用途のない置物なんて獲ってもしゃあない。そやったら・・・
(
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