投了
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す訳にはいかん、この席に座るにはあまりにも軽い・・・信念と心が浮いておる」
険しい眼差しでそう言い切るマカロフ
いくら強かろうと、信念と心が弱ければマスターの座に就くことはできないようだ
「でも、このままじゃ・・・みんなが砂になっちゃう・・・」
ハッピーが石像になったエルザたちを見てつぶやく
「えーい!!!誰かラクサスを倒せる奴はおらんのかっ!!!」
「オレだよオレ!!!!」
「ここから出れんのじゃどうしようもなかろう」
ナツたちが言い争っていると、どこからか食器が落ちる音がした
「誰!?」
ハッピーが食器が落ちた音の方を向く
するとそこに現れたのは、食器を銜えるガジルであった
「ガジルー!!」
「食器を食べんなー」
力強く立ち上がるガジルを見て、マカロフが言う
「も・・もしや・・・行ってくれるのか」
「あの野郎には借りもある、まあ・・・任せな」
「おおっ!!!」
ガジルは笑みを浮かべながら街へ出ようとするが・・・
ゴチーンと何かにぶつかる音がした
「・・・・・」
ナツと同じく、ガジルまでもが見えない壁にぶつかって行く手を阻まれる
「「「おまえもかーーーっ!!!!」」」
「な・・何だこれはー!!!」
マカロフたちの叫びがギルド一帯に響いた
その頃、マグノリアの街
「ラクサスー!!どこだぁー!!」
アルトがラクサスを探し出すため、マグノリアの街を走り回っていた
「ん・・何だアレ!?」
走るアルトの目の前には大男の石像があった
アルトは足を止め、石像を見つめる
「まさかコレ・・・エルフマンか!?」
石像と化した大男には鋭い爪と大きな角があり、接収のような魔法を使っていたようだ
フェアリーテイルの魔導士で、これほど完璧な野獣の接収を使えるのはエルフマンしかいなかったので、石像の正体はすぐに分かった
「どうなってんだ・・・これもエバーグリーンの仕業か・・・?」
アルトが驚いた様子で石化したエルフマンを見つめる
すると、背後にある建物の屋根の上から、一人の足音が聞こえた
「!!」
足音を察知したアルトは、ゆっくりと後ろを向き屋根の上に立つ人間を鋭い目つきで睨みつける
「うふふ・・いいわね、その表情・・・やっぱり貴方は戦ってる時の顔の方が素敵よ、アルト♪」
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