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大陸の妖精
仲間を踏み越えて進め
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「よせ!!!やめんかガキども!!!」


「街中に術式の罠がはってあるんだ・・・それにかかった皆が戦いを強制されて・・・これがラクサスの言ってたバトル・オブ・フェアリーテイル」


「くっ・・・!!」


マカロフが黙って文字を見ていると、更に新しい文字が浮かび上がる



【アルトレアvs.アルザック 戦闘開始】



「アルト!!?」


「アルトも同じように戦わされてるんだ・・・」


浮かび上がるアルトの文字を見たマカロフが考え込む



「(マズい・・・こんな状況でアルトは自分の仲間を倒すことが出来るのか・・・下手すれば攻撃せずに黙ってやられるかもしれん・・・!!)」


「オレも混ざりてえっ!!!何なんだよ!!!この見えねえ壁は!!!」


マカロフの隣で見えぬ壁に顔を張り付けるナツ


いくら力を入れようと壁を通ることが出来ないようだ



「まざってどうする気じゃ、バカタレ!!!」


「最強決定トーナメントだろ これ!!!」


「どこがトーナメントじゃ・・・仲間同士で潰し合うなど・・・」


「ただのケンカだろ?いつもの事じゃねーか」


「これのどこがいつも通りじゃ、仲間の命がかかっておる!!!皆 必死じゃ!!!正常な思考で事態を把握できておらん!!!このままでは石にされた者たちが砂になってしまい二度と元には戻らん・・・」


深刻な表情のマカロフが言う言葉を黙って聞いていたナツ


するとナツは笑みを浮かべて言う



「いくらラクサスでもそんな事はしねーよ、ムカつく奴だけど同じギルドの仲間だ、ハッタリに決まってんだろ?」


「ナツ・・・」


マカロフは意外そうな目でナツを見た



「これはただのケンカ祭りー・・・っつーか何で出れねえんだ!?」


「オイラはフツーに通れるよ」


「80歳超えてたのか・・・オレ」


「そんな訳ないと思うけど・・・」


「(お前はあのラクサスを仲間だというのか?そこまではやらない・・・と、信じられるのか・・・?ワシは・・・)」


ナツの言葉を聞き、深く考えるマカロフ


ふと、空中に浮かび上がる文字に目を向ける


そこにはバトル・オブ・フェアリーテイルの参加人数と残り時間が書かれていた



【残り時間 2:18 残り人数 42人】



「(42人!!?仲間同士の潰し合いで・・・もう人数が半分以下に・・・)」
















その頃マグノリアの街の一角


アルザックがアルトへ一方的な攻撃を仕掛けていた



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