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大陸の妖精
バトル・オブ・フェアリーテイル
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を見たマカロフが振り返り、衝撃波が飛んできた方向を見る


そこには真剣な表情でラクサスを見据えるアルトがいた



それを見たラクサスはわざとアルトに視線を向け、言う



「この女たちは人質に頂く、ルールを破れば一人ずつ砕いていくぞ、言ったろ余興だと」


「冗談ですむ遊びとそうはいかぬものがあるぞ、ラクサス」


「もちろんオレは本気だよ」


マカロフの言葉にもまったく動じないラクサス



「ここらでフェアリーテイルの最強は誰なのかをハッキリさせようじゃないか」


「―――つう遊びだヨ」


そう言ったのは雷神衆の二人、長髪の男フリードと仮面をつけた男ビックスロー



「ルールは簡単、最後に残った者が勝者、バトル・オブ・フェアリーテイル」


ラクサスが口角を上げ、そう宣言すると同時にギルド内にある机が一つ、弾け飛ぶ


ギルドにいる全員の視線が集まる、そしてそこに立っていたのは・・・



「いいんじゃねえの?わかりやすくて、燃えてきたぞ」


「ナツ!!!」


今まで食事をとっていたナツだった



「ナツ・・・オレはお前のそういうノリのいいとこは嫌いじゃねえ」


机を飛ばしたナツを見てラクサスが言った



「ナツ」


「祭りだろ?じっちゃん、行くぞ!!!」


腕を捲り、気合十分のナツはラクサスに向かって走り出す



「オメェ・・・昔、ラクサスにどれだけひどくやられたか覚えてねーのかよ!!!」


「ガキの頃の話だ!!」


「去年くれえの話だよ」


「去年はガキだったんだァ!!!」


周りの忠告を無視し、ナツは走る足を更に速める



「・・・だが・・・そういう芸のねえトコは好きじゃねえ、落ちつけよナツ」


殴りかかったナツはラクサスの雷を浴び、返り討ちにあった


黒こげになったナツはその場に倒れこみ、動かなくなる



「このコたちを元に戻したければ私たちを倒してごらんなさい」


「オレたちは4人、そっちは100人近くいる、うっわぁ!!こっちの方が不利だぜ、ぎゃはははっ」


「制限時間は三時間ね、それまでに私たちを倒さないとこのコたち・・・砂になっちゃうから」


「何!!?」


「本気かよ!!?」


エバーグリーンの言葉に体を震わせるフェアリーテイルの魔導士たち



「バトルフィールドはこの街全体、オレたちを見つけたらバトル開始だ」


笑みを浮かべながらそう言ったラクサス


すると、突如アルトがマカロフの前に立ち、ラクサスと向かい合う



「よォ、アル
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