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大陸の妖精
収穫祭
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「またしても色仕掛けか!!」


ステージ裏で演技を覗いていたルーシィが叫んだ




「エントリーNo.3 ギルドが誇る看板娘!!!!その美貌に大陸中が酔いしれた!!!!ミラジェーン!!!!」


「待ってましたー!!!」


「優勝候補ー!!!」


「本物だぁ!!!」


「本で見るより可愛いなぁ」


ミラジェーンの登場と共に、観客たちは今までで一番の声援を送る



「やっぱりミラだね」


「どんなアピールするんだろ、ジュビアたちと同じグラビア系だったらミラさんが圧勝しちゃうかも・・・」


ハッピーとアルトも真剣にミラのアピールタイムに期待を込める



「さあ、アピールタイム!!」


「私・・・変身の魔法が得意なんで変身しまーす」


そう言うや否やミラは自分に変身魔法をかける



「顔だけハッピー」


「えーーーーーーーーーー!!!?」


胴体はそのまま、顔だけがハッピーの姿をしたミラ


期待していただけにショックが大きかったようで、会場中に驚愕した観客たちの叫びが響く



「顔だけガジルくん」


「ぶーっ」


「ぶふっ」


顔だけがガジルの姿をしたミラを見て、遠くから見ていたガジルとアルトが吹き出した



「あはははっ」


「ガ、ガジル・・・やべぇ、面白過ぎだぜミラさん!あははははっ!!」


「喜んでんのオマエらだけだぞ」


「姉ちゃん・・・」


皆がしらける中、ハッピーとアルトだけが大笑いする


いつもはミラを支持するワカバとエルフマンも今回だけはミラの姿に気を落としたようだ



「(優勝候補が自滅した!!!)」


その光景を舞台裏から見ていたルーシィは可愛らしくも悪い笑みを浮かべていた




「エントリーNo.4 最強≠フ名の下に剛と美を兼ね備えた魔導士、妖精女王(ティターニア)のエルザ・スカーレット!!!」


「キター!!!」


「エルザー」


「かっこいいーーーっ!!!」


「あれがフェアリーテイル最強の女か」


ハートクロイツ製の鎧を纏ったエルザを見た観客たちはミラの時と同じくらいの大歓声を上げる



「すごい人気」


「流石だな」


舞台裏のルーシィと観客席にいるアルトは歓声の大きさに驚いていた



「私のとっておきの換装を見せてやろう・・・とーーーっ!!!」


透き通った叫び声とともに、エルザは服を換装する


次の瞬間、換装を終え現れたのは可愛らしいゴスロリ服を着たエルザであった



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