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大陸の妖精
休息
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われるくらい強くて、絶対怒らせちゃいけない人だったんだ」


「ま、魔人!?あのミラさんが・・・!?」


アルトの一言に驚きを隠せずにいるルーシィ


するとアルトは話題を逸らそうと、ポケットの中の紙を取り出す



「そういえばナブに聞いたんだけどルーシィ今、金欠なんだって?」


「そうなのよ!アルト、明日もジュビアとクエスト行くならあたしも連れてって!!」


「あぁ、それはもちろん良いけど、それよりもうまい話があるんだ」


そう言ったアルトが取り出した紙をルーシィに渡す



「仕事?」


「・・・じゃないんだけど。来週マグノリアの収穫祭があってフェアリーテイルも祭りに参加するんだ。右下の方を見て」


そう言われたルーシィはチラシの右下へと視線を向ける



「ミス・フェアリーテイル!!?」


「うん、フェアリーテイルの女のコたちの美人コンテストで優勝賞金は50万J」


「50万J!!?家賃七カ月分!!!そしてなんてあたし向き!!!」


「ジュビアは出るって言ってたし、恐らくミラさんやカナも出場するだろうけど、ルーシィも十分対抗できるよ」


「えーーーっ!!?ミラさんも!!?だって週ソラのグラビアやってる人よ!!!」


「でもルーシィだってこの前の週ソラの取材で少し有名になったじゃないか」


元気づけるように言うアルト


するとルーシィがアルトに視線を向けて言う



「そういえばアルト・・このコンテスト見に来るの?」


「見に行くよ、ジュビアに絶対見に来てほしいって言われた事だし」


その一言を聞いたルーシィが気合の入った笑みを浮かべる



「よし!ミス・フェアリーテイル絶対優勝してやるんだからっ!!」


アルトが見に来るのを知り、より一層やる気になったルーシィ


さっそく鏡の前に立ち、ポーズの練習をしていた



「ふわあぁ・・とにかく俺は寝る、おやすみー」


そう言って再びルーシィのベッドの上に寝転がるアルト



「ちょっと!!寝るんだったらせめて床に寝てー!!」


「もー・・分かったよルーシィ、ほら」


面倒くさそうな表情を浮かべるアルトは、ベッドの端に身をよせ、空いたスペースをポンポンと叩く


ここで寝ろと言う意味らしい・・・



「ふざけないでっ!!/////」


「痛っ、ごめん!!」


結局アルトはルーシィの部屋のソファで眠った


すぐ傍にいるアルトの寝息を聞き、緊張したルーシィはその夜よく眠れなかったらしい


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