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大陸の妖精
休息
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たルーシィはそーっと瞑っていた目を開く


そして徐々に視線を上へと上げる



「ぎゃあーーーーーっ!!!!」


そこには安らかな寝息を立てているアルトの顔があった



「な、なな何してんのよこんなとこで!!/////」


「ん・・・何って、ただ寝てただけだよ」


「ここあたしん家ー!!てかあたしのベッド!!」


意識を覚醒させ起き上がるアルトに対し、ルーシィが大声で叫ぶ



「何でアルトがここで寝てるの!?」


「ジュビアと仕事に行ったら疲れちゃってさ・・・」


「・・・想像できるかも」


ルーシィの脳内には仕事中、片時もアルトから離れないジュビアの姿が映った



「ここから俺の家まで遠いから近くのルーシィん家で泊めてもらおうと思って」


「超勝手!!」


ルーシィがベッドから離れ、近くのソファに座りこむ


そしてアルトの方に視線を向けると、両腕に巻かれている包帯に意識が集中した



「その両腕、まだ治ってないんだ・・・大丈夫なの?」


「あぁ、魔法が出せるくらいまで回復した!まだ少し腫れてるから包帯巻いてるだけでもう痛くも何ともないよ」


アルトが腕を振り回しながら元気そうに言う


その姿を見たルーシィがアルトに気づかれないよう、良かったと呟いた



「ナツがラクサスの雷を食べた時よりは軽傷だ」


「ラクサスって・・あのS級魔導士!?」


「うん、あの時のナツはそりゃあもう大変だったよー、食欲なくなって炎も食べないし、無気力になって仕事も行かなかったし・・・」


昔を思い出し、溜め息をつくアルト



「てか、何でラクサスの雷を?」


「昔、ナツがラクサスに勝負を挑んだんだ・・・結果は瞬殺されて、ナツの完敗だったけど」


「そ・・そんなに強いの?ラクサスって・・・」


ナツが瞬殺されたと聞き、怯えて体を震わせるルーシィ



「多分、ギルダーツさんを抜かせばラクサスがフェアリーテイル最強じゃないかな・・・あ、ギルダーツさんって皆が『オヤジ』って言ってる人ね」


そう言ったアルトが再び考え出す



「あー・・でもエルザも十分強いしなぁ・・ミストガンもあんなに凄い眠りの魔法使えるんだから間違いなく強いし・・」


「そういえばフェアリーテイルのS級って5人いるはずよね?ラクサスとエルザとミストガンとギルダーツって人・・・あと一人は誰?」


ルーシィが何気ない質問をアルトにぶつける


アルトは体を小刻みに震わせ、額から冷や汗を流しながら言う



「ミラさんだ・・・昔は『魔人』って言
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