BEST ERIEND
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まったく相手にされないルーシィは泣き出した後、ギルドの裏部屋へと入った
そして、その数分後・・・
「みんな注目ー♪あたし歌いまーす!!!!」
バニーガール姿のルーシィがステージの上に立つ
「ルーシィ!!?」
「ええ!!?」
「バニーちゃん!!?」
突然登場したルーシィの姿を見て驚くフェアリーテイルのメンバーたち
「(バニーちゃん萌えなのは調査済みよ、フフフ)」
ルーシィが歌おうと準備をすると、ギルド全体の照明が落ち、辺りが暗くなる
そしてステージの幕が開け、そこにはギターを構えた人の影が見えた
「何?何ー!?」
「ミラちゃんだ!!」
「ミラちゃんの歌が始まるぞ!!!」
ギルドにいるほとんどの人間がステージに視線を向ける
そしてステージの真ん中にいる人物に照明が当てられる
「えっ・・!!?」
ステージに注目していたアルトが驚愕の表情を浮かべる
スポットライトに照らされて現れたのは白いスーツを身に纏い、オシャレなギターを構えたガジルだったからだ
「ガジルーーー!!?」
「ええーーー!!?」
誰も予想してなかった事態だけに、ギルドメンバー全員が驚く
「ぶぶっ」
「・・・・・」
あまりの驚きにナツは食していた物を吹き出し、エルザは大好きなケーキを床に落とした
「オレを雇ってくれるギルドは少ねえ♪」
「うわ!!!何か語りだしたぞ!!!」
「飢えた狼だって拾われたらなつくモンだぜ♪ たとえかつての敵だとしても友と思い歌ってみせよう♪」
「ギター下手いけど何気にいい事言ってるじゃねーか」
「あははは!!!ガジルってこんなに面白いヤツだったのか!!?」
「がんばれガジルくん」
部屋一帯が白ける中、アルトだけは腹を抱えて笑っていた
「オレが作った曲だ、『BEST FRIEND』聴いてくれ」
聞き入れがたいギター音を鳴らすガジルは、曲名を言い終えるとそのまま歌いだした
「カラフル カラフル シュビドゥバー♪」
意味不明な歌詞と共に、ガジルは不条理な音楽を奏でる
ギターの下手さも然る事ながら、ガジル本人の歌唱力もひどく、歌を聴いたギルドメンバーはもれなく硬直状態に陥った
運悪くガジルの傍に立っていたルーシィは踊り子を強要され、挙句の果てにはハモリまでやらされる始末であった
「COOOOL!!!不条理な詩にスキャットが響く!!!今年
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