暁 〜小説投稿サイト〜
大陸の妖精
・Original Episode 3・
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「いや・・そこら変歩いてたらジュビアの痛ぁ≠チて声がしたから・・・」


少し照れた様子で話すアルト


そんなアルトの言葉を聞いたジュビアが目の奥にハートマークを浮かべ、喜んだ



ジュビア「それで心配してわざわざジュビアに会いに!?」


アルト「いや、心配ってわけじゃないけどさ・・・元々、俺が原因でこんな事してくれてるんだし・・・ちょっとだけ様子を見にね」


そしてアルトは調理場に目を向ける


ひどく汚れた調理場に、ジュビアの指の傷を見る限り、あまり上手くいってなさそうだった



アルト「・・・良かったら、一緒に作ろっか」


ジュビア「えっ!?」


アルトの意外な発言に目を丸くするジュビア




アルト「俺も料理は得意な方じゃないけど、二人なら作業も早くなるだろうし」


ジュビア「で、でも・・・私が言いだしたことですし・・・」


アルト「それに、二人で作る方が楽しそうじゃないか」


ジュビア「!!!!」


材料を手に取ったアルトが、満面の笑みをジュビアへぶつけた


それは、ジュビアの自分一人で作る≠ニいう使命感に似た感情をも簡単に溶かしたのであった




ジュビア「アルト様・・・そこまでジュビアの事を・・・」


アルト「う゛・・!?」


感動でその身を震わせるジュビアを見て、アルトは妙な胸騒ぎを感じた


次の瞬間、ジュビアが何をしてくるか・・・今までの経験上、簡単に推測できた



ジュビア「アルト様ー、愛してます!!」


アルト「げふっ!!?」


ダイブしてきたジュビアをなんとか受け止め、調理の準備をするアルト



その後ジュビアはアルトの身体から離れず、結果的にアルト一人の調理作業となったのは言うまでもない


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