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大陸の妖精
強く歩け
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・・・」


鎧姿に換装したエルザは、フェアリーテイルのマークが描かれている旗を持っていた



エルザ「一つ!!!フェアリーテイルの不利益になる情報は生涯他言してはならない !!! 二つ!!!過去の依頼者に濫りに接触し、個人的な利益を生んではならない!!!!」


ウォーリー「ギルドの不利益になる情報なんて持ってねえゼ」


ミリアーナ「依頼者って何?」


ショウ「姉さん・・・」


エルザが言うギルドの掟を聞き、首を傾げる三人


じわじわと目に涙が溜まっていたエルザは、最後の掟を叫ぶ



エルザ「三つ!!!たとえ道は違えど、強く・・・力の限り生きなければならない!!! 決して自らの命を、小さなものとして見てはならない!!!」


堪え切れず、涙を流すエルザ




エルザ「愛した友の事を忘れてはならない!!!!!」


エルザが言い放つ言葉に、ショウたちは涙を流す



そして旗を掲げたエルザが高らかに叫んだ




エルザ「フェアリーテイル壮行会!!!!始めェ!!!!」




ナツ「おまえらー!!また会おーなーっ!!!」


ナツたちが現れて、魔法の玉を空中へ放つ


すると空で盛大に弾け飛び、綺麗な花火を作り上げた



グレイ「氷もあるんだぜ」


ルーシィ「じゃあ、あたしは星霊バージョン!」


グレイやルーシィも魔法を使い、綺麗な花火を作る



アルト「拡散花火だ!!」


残ったアルトは衝撃波を使い、ナツたちの花火を更に大きく弾けさせた



フェアリーテイルが作り出す花火を、ショウたちは涙を流しながら見上げる




エルザ「私だって本当は、お前たちとずっといたいと思っている・・・だが、それがお前たちの足枷になるのなら・・・この旅立ちを、私は祝福したい」


ミリアーナ「逆だよぉぉ、エルちゃぁん」


ウォーリー「オレたちがいたら、エルザはつらい事ばかり思い出しちまう」


ウォーリーとミリアーナは、顔をくしゃくしゃに歪ませて言った



エルザ「どこにいようとお前たちの事を忘れはしない、つらい思い出は明日への糧となり私たちを強くする、誰もがそうだ人間にはそうできる力がある」


フェアリーテイルの旗を空へと掲げるエルザ


その顔は、涙を流しながらも笑っていた


かつての友を笑顔で見送る為に



エルザ「強く歩け、私も強く歩き続ける・・・この日を忘れなければまた会える・・・元気でな」


ショウ「姉さんこそ・・・」


ミリアーナ「バイバイ、エルちゃーん」


ウォーリー「ゼッタイまた会おうぜ
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