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大陸の妖精
強く歩け
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居なくなっちゃって・・今、エルザが探しに行ってるの!」


ルーシィの言葉を聞いたアルトとグレイが顔を合わせる


二人はエルザが何をしようとしているのか分かっているようだった



アルト「分かった、すぐに準備する」


グレイ「そこのうるせえクソ炎を叩き起こさねえとな」


ハッピー「あい!」


アルトたちはナツを起こした後、すぐに海岸の方へと向かった















その頃、アカネビーチの夜の海岸ではショウたち三人が小舟を用意していた



ウォーリー「本当にオレたちやっていけるのかナ、外の世界でヨ」


ミリアーナ「みゃあ」


ショウ「やっていけるかどうかじゃないよ!やっていかなきゃ、これ以上姉さんに迷惑をかけられない」


海岸と小舟を繋いでいた縄をほどく



ショウ「行こう!!姉さんたちがオレたちに気づく前に出発するんだ」


ウォーリー「だな!!何とかなるゼ!!」


ミリアーナ「元気最強ー!!!」


小舟を海へと押し出し、出港しようとしたその時



エルザ「おまえたち!!」


エルザの大声が、三人の足を止める



ショウ「姉さん!!」


ミリアーナ「エルちゃん・・」


ウォーリー「くうぅ・・噂をすれば何とか・・だゼ」


こちらへと近づくエルザを見据える三人


するとウォーリーが叫んだ



ウォーリー「と・・止めるつもりなら無駄だゼ、オレたちは自分で決めたんだ・・」


エルザは足を止め、静かに三人へと視線を向ける


そんなエルザを見たショウが拳を握りしめながら言った



ショウ「オレたちはずっと塔の中で育ってきた、これから初めて外≠フ世界に出ようとしてる・・・わからない事や不安な事が一杯だけど、自分たちの目でこの外の世界を見てみたい」


エルザ「・・・・・」


ショウ「もう誰かに頼って生きていくのはイヤだし、誰からの為に生きていくのもごめんだ・・・これからは自分自身の為に生きて、やりたいことは自分で見つけたい」


そう言ったショウは真っ直ぐな瞳でエルザを見る



ショウ「それがオレたちの自由なんだ」


決意を固めた様子のショウ


その姿を見たエルザは笑みを浮かべて言った



エルザ「その強い意志があればお前たちは何でもできる、安心したよ・・・だが、フェアリーテイルを抜ける者には三つの掟を伝えねばならない、心して聞け」


するとエルザは鎧を換装する



ウォーリー「ちょ・・!!抜けるって・・入ってもねェのに」


ショウ「・・
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