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リリなのinボクらの太陽サーガ
成長編 素材
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られると……とても気持ち良いですね」

「わ〜い! お兄さんにソーダ飴買ってもらったよ! う〜ん、おいしぃ〜♪」

「貴様ら懐柔されておるではないか!? あ〜もう、なんで我が臣下はこうものんきなのだ!」

「別にいいじゃないですか、我が王。私達の命運は現状ではサバタと共にあるのですから、運命共同体として仲良くした方がよろしいと思います」

「僕もシュテるんと同じ意見だよ。それにいっぱい美味しいモノくれるもん! 喧嘩しない方が良いって!」

「わ、我だってそれぐらいわかっておるわ! だ、だが臣下を二人とも懐柔されてしまうと、我の王としての威厳が……うぅ……」

何やらしょぼんと落ち込むちっこい銀髪の少女。別に彼女だけ除け者にするつもりは無く、彼女を抱え込むと頭を優しめに撫でる。

「わ、我を懐柔するつもりか? だ、だが我は屈せんぞ……我は……我は…………………う、うむ……良きに計らえ〜……♪」

「あー! 王様、すりすりしてる〜! ズルいズルい!」

「口では否定しつつも、身体は正直ですよね、我が王は。そこがまた可愛いのですが」

「〜〜ッ!!」

途端にボッと顔が真っ赤に染まるはやて似の銀髪少女。そしてフェイト似の水色髪の少女はさっき買ったソーダ飴を握りしめながら走り回っていて、なのは似の濃い茶髪の少女は構ってほしいのかマフラーを引っ張っていた。……なんか疲れる。

「……シュテル、レヴィ、ディアーチェ。おまえ達の仲が良いのはよくわかったから、あまり探索の邪魔はしないでくれよ?」

『は〜い!』

……本当にわかってるのだろうか? 甘やかしている俺が言う事でもないかもしれないが、少し不安だ。

今更だが、とりあえず彼女達について説明しておこう。ロキとの戦いで“彼女の力”を使ってから、ナハトの内側にいた彼女達の意思が俺の意識内に顕現しやすくなっていたのだ。それで俺の月の力を使えば、かつてのアリシアと同じように一時的でも具現化させる事が可能だとわかったため、誰も見ていない場所で試しに召喚してみたのだが、いざ対面してみるとかなり賑やかで個性的な連中だった。
それと彼女達の姿は俺の記憶の中からそれぞれ、なのは、フェイト、はやてをモデルにしているそうなのだが、どうも彼女達のプログラムが完全に表出出来ていないためか、フェレットモードのユーノより多少大きめの小動物サイズで現れている。また、シュテルだけなぜか猫耳と猫尻尾が生えている。先日ポンコツ猫姉妹と行動を共にしていた影響なのかわからんが、とにかく理由は不明だ。

チヴィット? 俺は知らないが、それっぽいのならそう思っていればいい。しかし……最近、子守りしてばかりな気がする。正確にはこちら側に来てから、というべきか……。

「ところで王、一つ意見を言っ
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