成長編 素材
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ルのダーク属性の攻撃を何度も受け続けた事で、このままではマスターのあなた達の足手まといになってしまうって危惧してるの。だから力不足を補うために、カートリッジシステムを搭載して欲しいって言ってるんだけど……二人はどう思う?」
「私は……レイジングハートが強くなりたいって言ってるなら叶えてあげたいです。レイジングハートは私の翼です、一緒にどこまでも飛んでいきたいですから」
「カートリッジの負担の事を考えて、マリーさんは私達に意見を求めてくれたんですね。私も……バルディッシュと共に駆け抜けたいです。そのための力が手に入るなら、多少の負担ぐらい問題ありません」
「……わかったわ。マスターの意思も確認した事だし、要望通りにこれからカートリッジシステムを搭載するね。ヴォルケンリッターの戦闘データもラジエルから送られて来たから、そのデータを使ってフレームも使用に耐えられるまで強化しておかなければならないし、これから忙しくなるなぁ。あ、でもこれは覚えておいて。カートリッジシステムは諸刃の剣、使い過ぎるとすぐ身体を壊すから、使用は程々にね」
『はいっ!』
要はトランス・ダークと同じように考えておけばいいんだね。でもトランス・ダークは最後の手段だから、カートリッジの方は使用のハードルを下げても大丈夫かな。過度な使用は抑えるつもりだけど、必要なら躊躇わずに使おう。
ところで……見学をしてから姿が見えないけど、サバタさんはどこに行ったんだろう?
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〜〜Side of サバタ〜〜
地球のブラジル、リオ・デ・ジャネイロ州。州都はそのままリオ・デ・ジャネイロで、ポルトガル語で『1月の川』という意味になるその地に、俺は降り立った。有名なカーニバルは2月の時期に行われるため、今はそういう祭りじみた雰囲気は感じられない。というか俺はそのためにここに来たんじゃない。SEEDに搭載した麻薬を販売した組織、それを探しに来たのだ。
ここの公用語はポルトガル語だが、英語とスペイン語も高校のカリキュラムに組み込まれている。そのおかげで俺の母国語の英語でも何とか通じるため、見かけた人のほとんどに麻薬販売組織の所在について尋ねたのだが、現状そっちは成果ゼロだった。
「ここも違う、か……」
「たわけ。闇組織を暴く事なぞ、一人で出来る物ではなかろう」
「でもさでもさ、僕達がやろうとしてた事も似たようなものだよね?」
「ええ。元々私達は“彼女の力”を求めていましたが、今はこうしてニャンニャンするぐらいが関の山ですからね」
「ニャンニャン出来るのはそなただけだろう! というかニャンニャンしたいのか貴様!?」
「実際こんな姿なんですから、今の内に堪能しても構わないでしょう? あ、その辺りを撫で
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