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幸せは消えて
1部分:第一章
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あの人達の言葉でそれはアルト人の国って意味らしいですよ」
「だからアリュートだそうです」
「そうだったんだ」
 烏達のその説明を聞いて納得した若者だった。
「それでその名前なんだ」
「そうらしいですね」
「それでですね」
 彼等の若者への説明はさらに続く。
「まだできたばかりですけれどお金は一杯あって軍隊も強くて」
「土地もよくなっていってるらしいですよ」
「そうだろうね」
 このことは若者もすぐにわかることだったらしい。烏達の言葉を聞いてすぐに頷いた。
「アルト族は優秀な人材が多いから」
「灌漑や植林をして土地がどんどんよくなって」
「本当に豊かな国らしいですよ」
「じゃあ期待していていいかな」
 若者は烏達の言葉を聞いてこうも述べた。

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