第7話 公園デビューしちゃった
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「「ってまて、コラァア!」」
男鹿はベル坊が15メートル以上行きそうだったから、黒木はタキオンちゃんが危ないと思って追い掛け出した
残された古市はというと………
「はーーー。しっかし、この先どーなんのかねー」
………呑気にベンチで黄昏ていた
_____________________________
「……でね。その不良達はいつも赤ん坊を背中に背負っているらしーの」
「あっ、それ私も聞いた。何故か片方はいつも裸の赤ん坊でしょ?」
「裸ぁ?どーして??」
「知らないわよ」
「虐待よ虐待!」
「やだー。許せないわ」
「あら!葵ちゃん。今日もお散歩?偉いわねー」
「ども」
「誰ー?」
「ほら、5丁目のお寺の娘さん」
「若いわねー」
「そりゃそーよ。まだ17だもん」
「えーっ!17歳で子持ち??」
「信じられなーい」
「まったく最近の若い子はどーなってんのかしら?」
(聞こえてるっつーの……ババァ共)
「無責任に産んでんじゃないわよ」
(腹立つーっ!噂話だけが生き甲斐のヒマ人共が!大体この子は弟の光太だっつーの!一言言ってやろーかしら)
「あのですねー。この子は…」
「「どけーーっ??」」
ズザザザザザッ!
「フーッ、危ねぇ…ついうっかりしてたぜ。15メートルまで間一髪じゃねーか。高い高いも命懸けだ」
「危ねぇじゃねーよ!何でタキオンちゃんまで投げんだよ!可笑しいんじゃねーの??」
「ちょっとアンタ達!危ないじゃないの!謝りなさいよ!」
「そーよ!ウチの子がケガしたらどーすんのよ!」
「ん?あーっ!こいつらあれよ!例の不良共!ほらっ片方が赤ん坊!」
「うそ…最低」
「さっきのも虐待よ。きっと」
「赤ん坊放り投げてたのね」
(ちょっと……最低はどっちよ。噂だけで人を責めたりして…必死にキャッチした所はスルーなの?)
「……なぁ男鹿」
「……ああ。これは…」
「「公園デビューというやつか!」」
『公園デビュー』
俗に公園で遊ぶ子供とその母親が形成するコミュニティーに初めて参加する事を指す。なお、これに失敗するとキツイらしい
「うーむ。ここは何とかして印象良くしねーと」
「俺に任せな。ほらベル坊。笑顔だ笑顔」
「失敗するなよ……」
「あっ、どーも初めまして。こいつベル坊っていーます。よろしく」ニヤリッ!
「「「ギャーっ??」」」
「えっ??」
「やっぱし……」
「人殺しの目よっ??」
「こわっ!子供もこわっ!」
「ひーっ!殺されるーっ!」
「待って……俺たちの公園デ
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