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償い(逆行物)
日常生活(4)
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使徒(アダム)のコアに接触すればサード・インパクトが起こる危険もある。
「そういう事。サード・インパクトを止める為に戻ってきたのに、ここでやらかしたら意味がないもの」
「それじゃあ、どうするのよ」
「姉さんが決めてよ。私だってこんな物をいつまでも持っておくのは嫌よ」そう言われても…ゴミ箱に捨てるのはダメだし、かと言ってナゴミや他の人に押し付けるのは気が引ける。
「そうねぇ…いっそ触れてみるとか?」サード・インパクトが起こらなけれ問題無い。
「ぶっ飛んだ事言うわね…でもそうね、身に付けておいた方がいいかもね。アクセサリーみたいに」
「葛城さんのクロスペンダントみたいなのが良いわね」

色々と考えた結果…
「「触ってみよう」」に決定しました。

「どっちが触る…?」
「サラ、お願い…」
「サードが起こったら私に責任押し付ける気?(ギロ」そうなると責任もなにも無いけど。
「…分かったわよ。じゃあ『せ〜の』でいくわよ」

「「せ〜〜の!」」
(ピタッ)
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………………………………………
…………………
……

(しーん)
「せ、成功?」
「のようね…」部屋は静まりかえっていて何も起きてない。
「よかった〜。何も起きなくて」サードが今起こったら今までが水の泡になる。よく触る勇気あったわ…。
「でも、これで遺品(?)の完成よ」
「んーこのままだと、身に付けるのは無理じゃない?」コアの大きさは、拳より一回りか二回り小さい。これでは、アクセサリーには出来ない。
「私に任せて明日までには加工して見せるわ」加工?使徒のコアってそんなに脆いのだろうか?
「できるの?」初号機のコアは使徒がつついてもなかなか割れなかったけど。(ゼルエル戦を参照)
「A.T.フィールドの無いコアなんてただの固めの石ころよ」違うと思います。
「私には分からないけどお願いね?」
「まかせて!(キリッ」ダイジョウブカナ?

「あっそろそろ夕飯の時間よ。リビングにいきましょ」
「うん…」
「?どうしたの姉さん」
「私達はナゴミも利用してるんだよね…」
「…こればかりは仕方ないわ。世界を終わらせない為にも」
「…」
「先に行ってるわ」[ガチャ]


床に寝転んで天井を見上げる。
私はサラの言葉に納得できなかった。昔先輩に言われた『潔癖症』。
『汚れた』と感じた時、人の間で生きていくのが辛くなる…か。
「本当にその通りね…」
この後からも色々な人に嘘をついたりひっかけたりしなければならない。
最後までだ
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