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償い(逆行物)
日常生活(4)
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ら私達の名字は川内じゃないの?」碇司令は、『六分義』から『碇』に変えていたけど。
「世界では、セカンド・インパクトは大質量隕石を調べている最中に起こったと言われているわ。その隕石を調べていた隊の福長の娘だとバレたらどうなるか…分かるわよね?」
「命を狙われるわね。世界中から。でも葛城さんは?」
「あの人は、セカンド・インパクトを間近で見たただ一人の人間だからガードがついていたみたい」
「なるほど。あと私達は、母さんが死んだ後誰に引き取られたの?」親戚ならすぐにバレてしまう。
「父の母…祖父母よ。私達が小学6年生の時に他界したわ」
「そう」九州のお婆ちゃん、お爺ちゃんか。前世では、母さんの方の祖父母は私がうまれる前に他界していたし、九州の祖父母もセカンド・インパクトの前の年に死んだ。
「遅くなるといけないから次いくわよ?」
「うん」

「父…父さんは家族思いの人よ。私達が生まれたときわざわざ南極から飛んで帰ったぐらいだから」前世の父さんはどんな人かあまり覚えてないけど多分似ている。
「あと、仕事に熱心しな人で母…母さんとの関係はあまり良くなかった」仕事に熱心な所も似ている。家族思いで仕事に熱心…か

「次に母さんは前世と同じく…って姉さんの方が詳しいよね」
「前世と同じか…」母さんは静かな人だった。たまに父さんのことで愚痴ってたけど…
「…二人の関係は、さきっ言った通りあまり良くなかったの。父さんは、南極の研究所にずっといて家に帰ってくることも少なかったから仕方ないんだけどね」前世の父さんは、よく外国に出張してたから家にあまり居なかった。セカンド・インパクトの時は、ちょうど東京にいてその後新型爆弾(N2爆弾)によって日本の首都と共に…

「サラ…二人の遺品とか、ないの?」
「?どうして」
「いや、ちょっと…ね…」前世は両親の遺品なんて持ってなかった。でも何か二人の生きていた証がほしい。
「ある、と言えばあるけど…」サラの顔が曇る。
「どうしたの?」
「…少しまって」そう言って部屋から出ていった。


[ガチャ]
「お待たせ」サラが戻ってきた。四角い箱を抱えて。
「その箱は…?」
「この前出した資料と一緒にてに入った物…」そう言って箱を開けていく。

「第一使徒『アダム』のコアの欠片よ」そこには、プラスチックケースに入っている赤い欠片が。
「どうしてそんな物が!?」
「実験中に手に入った物だと思うわ」
「…でもそれの正体がバレたらまずいわよね…」血の色のように赤いコア…宝石に詳しいひとが見れば怪しまれるのは間違いないだろう。パターンはもちろん『青』。
「バレる、バレないの前にこのコアを私達が触れられないかもしれないわ」
「え?どうゆう…あっ!」私達は今第二使徒(リリス)に近い存在であって第一
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