猟兵としての生き方
第4話 赤い星座
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のかな」
僕はそういってアジトに戻っていった、だがこの時まさか直に再会するとは思わなかった。
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そしていよいよ決戦の日がやってきた。
クロスベル郊外にある古戦場跡、そこに大規模の部隊が集結していた。一方はルバーチェ商会、もう一方は鳴神。クロスベルの裏社会を支配する二つの組織が今宵決着をつけようとしていた。
遊撃士ギルドや警察もこの動きに気付くが警察は上層部に圧をかけられ、ギルドは民間人への危険がない限り手が出せない為共に静観していた。
「お前ら、作戦前の最終確認をするぞ、今回の依頼達成条件は鳴神の会長の首を取ること……つまり大将の首をとったほうの勝ちってことだ。俺達は鳴神が雇った赤い星座の相手をしながら敵の大将も殺らなくちゃならねえ」
「赤い星座、相当厄介な相手ね」
「全くだ、そこで今回は俺とゼノとガルシア、そして数人の部隊長で攻めに入る。レオとマリアナ、そして残りの隊はルバーチェの守りに当たれ」
『了解!』
団長の指示に各部隊長たちが返事を返す。普段おちゃらけているゼノもこの時はカッコイイ。
「そして赤い星座を抑えている間にレオ達も加勢して一気にカタをつけるんだ、そしてリィン」
「は、はい!」
「お前はマリアナの部隊に入れ。マリアナ、フォローを頼む」
「任せて、ルトガー」
姉さんがフォローしてくれるのなら安心だね。
「リィン、いいか?今回はお前の初の実戦だ、俺達が今まで教えたことを最大限にいかすこと、そして何より生きることを優先しろ」
「生きること?」
「猟兵は引き際を見極めることも大事だ。無茶して死ぬなんてことは絶対にするな、恥だと思うな、危なくなったら逃げろ、いいな?」
「分かりました」
「良し、それじゃお前ら作戦を開始する。いいかお前ら、絶対に生きて帰って来い!」
『了解!!!』
そして決戦の火蓋が切られた。これが僕の初実戦……必ず生き残って見せるぞ!
side:ルトガー
「喰らえ、『ラグナドライバー』!!」
上段に構えた太刀が雷を帯び、勢いよく振り下ろす。その一撃で10人以上の猟兵達を吹き飛ばした。しかし流石は赤い星座の猟兵だ、一般の兵でさえかなりの戦闘力を持っており並みの猟兵団ならとっくに終わってるがこいつらはそうはいかない。
流石は大陸最強クラスと呼ばれるだけはある、だが俺の団だって負けちゃいない。
「そらそらッ!足元がお留守やで!」
ブレードライフルの銃弾と斬撃で赤い星座の猟兵達を翻弄するゼノ、そして敵を罠が仕掛けてある位置に誘導させる。
「そうらッ、これで仕
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