5部分:第五章
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方に投げ込みながら言った。既に寺では鼠花火が派手に暴れ回り、動物達を混乱状態に陥れていた。
「まだあるのかよ」
「ああ、今度はこれさ」
次にはロケット花火を出して来た。時折鼠花火やカンシャク玉を投げ込みながらそれを地面に突き刺していく。
「これをね。こうするんだ」
そこに火を点けていく。そして点火した花火が寺の中に飛び込んで行く。これまでにない爆発が起こった。
「爆発・・・・・・」
それは烏も見ていた。今まではまだ爆発とは言えないものであったが今度は違っていた。完全な爆発であった。それを見て彼も動いた。
「今だぜ」
シェパードに声をかける。それまでただ花火の炸裂を呆然と眺めていたシェパードはそれを見て頷いた。
「よし、行こう」
「ああ」
烏もそれに応えて頷く。寺の周りを囲んでいた動物達が一斉に雪崩れ込んだ。
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